[GEEK図鑑]やりがいも収入もアップ!フリーのフロントエンドエンジニア

geekpicturebook_201508_1

GEEK図鑑 vol.15

【分類】Webエンジニア
【進化】建築系会社の会社員 → C++プログラマー → Web系プログラマー → フロントエンドエンジニア
【好物】Backbone.js、マンガ、仕事
【血液型】O型
【星座】さそり座
【好きな言語】JavaScript
【興味のある技術】各種ブラウザ上で動作するネイティブアプリ
【今後の目標】自分のサービスをリリースすること、畑ビジネス

様々な職場を経験し、辿り着いた働き方がフリーランスエンジニア。社員で働いていた頃に比べると、やりがいも収入もアップし、充実したエンジニア生活を送っています。現在に至るまでの経緯や、JavaScriptの魅力、仕事に対する考え方を伺ってみました。

独立を決断した友人からのアドバイス

中学校卒業後は高専の情報工学科へ入学。あまり勉強熱心なほうではなく、テストの点数も赤点ギリギリの成績でしたが、社会人になれば、それなりに仕事はこなせるようになるだろうと漠然とした自信を持っていました。

建築系会社に勤務した後、プログラマとして働き始めたのは22歳。ITオタクと言えば、映画に出てくるような太った体型でコーラを飲んでいるハッカーのイメージを持ちながらも、フリーのテキストエディタ『Emacs』を作ったり、オープンソースの考えを世界に広めたスーパーハッカーの人々に影響を受けました。

IT業界に入ってからは、スキルアップを第一に考えて雇用形態を問わず、様々な会社のプロジェクトを経験してきました。また、何事も前向きに捉えるタイプでもあるため、リーマンショックの影響で、半年ほど仕事が決まらなかった時期には、以前から興味を持っていたファミレスのホールスタッフとして勤務していたこともありました。

フリーランスとして働き始めたきっかけを伺ってみると、

geekpicturebook_201508_3

「いろんな会社を経験していたら、履歴書の職歴欄を書くスペースがなくなりました(笑)。そこで、フリーランスなら履歴書を出す必要がないと思って、フリーエンジニアとして働き始めたんです。」

その背景には、友人からのアドバイスもありました。会社を辞める事を考えていたとき、転職回数を考えると、なかなか次の会社に行くことを踏み切れずにいました。そのとき、Y.Yさんを良く知る友人から、「お前はサラリーマンには向いていない。」とはっきり言われ、フリーランスになることを勧められました。この言葉が後押しとなって、仕事に対する視野が一気に広がり、独立を決断をすることができました。

JavaScript、Backbone.js の魅力

C++プログラマとして経験を積んだ後、Web系開発にシフトし、ActionScriptやPHPの開発プロジェクトを担当。今ではJavaScript開発を得意とし、フロントエンジニアとして活躍しています。マルチスレッドであるC++と比較すると、JavaScriptはシングルスレッドであるにも関わらず、イベント駆動であるため、マルチスレッドのような処理が可能。ユーザーの反応に対して画面をどう動かすか、時間の概念を考慮した設計をできることがJavaScriptの魅力であり、面白さであると感じています。さらに、Backbone.jsと出会ったことで、より一層JavaScript開発にのめり込むようになりました。

「Backbone.jsはデータ処理と描画処理のコードを完全に区分けして書くことができ、データを変更した瞬間に描画処理が自動的に走ります。JavaScriptはプロトタイプベースのオブジェクト指向言語ですが、Backbone.jsを使うと、クラスベースのオブジェクト指向言語のような書き方ができて、簡単にクラスの継承ができる。端的に言うと、使いこなせば誰が書いても綺麗なコードを書くことができます。メソッドの名前も無駄が無く奇麗な点も素晴らしいですね。」

ただ、今のWebブラウザの表現力はFlashが台頭していた頃からすれば、表現力が乏しいと感じています。将来的には、ネイティブアプリが各種Webブラウザ上で動作する技術が確立されることで、Webブラウザの表現力が向上することに期待を寄せています。

「やりがい」と「収入アップ」 の両方を実現

geekpicturebook_201508_2

社員として働いていた頃は、「任された範囲内で自由に仕事ができること」「社内にロールモデルとなる尊敬できる社員がいること」「納得できる給料であること」「達成すべき課題があること」など、複数の条件が揃う環境でモチベーションが生み出されていました。

フリーランスになってからは、自分を取り巻く状況そのものを自ら創り出すこととなります。モチベーション自体も大きく変化し、バリバリ仕事をこなすことが楽しいと感じるようになりました。その結果、「やりがいのある仕事」と「収入アップ」 の両方を実現させています。現在は、お昼休みの時間帯から土日まで、仕事に没頭する毎日を過ごしていますが、「これいいね!」といったお客さんからの何気ない一言が、Y.Yさんの原動力。自分のためではなく、人のために何かしているからこそ、120%の力を出すことができるのです。

しかし、独立してから半年間ほどは、クラウドソーシングの仕事を請けながら、徐々にフリーランスとしての仕事を増やしていきましたが、想定よりも単価の低い案件を受注したり、受注当初から要望がどんどん肥大化していくようなモンスタークライアントに遭遇したこともあり、仕事を受注することの大変さを痛感しました。今までのキャリアを通じて、自分の周りと取り巻く環境がいかに大事であるかを身にしみて感じています。

「報酬は自分のスキルを提供して、その対価でもらうものであると考えています。やりがいを持って仕事に取り組みながら、報酬もきちんと得られる仕事を選ぶ必要があります。もちろん、報酬は高ければいいというものではなく、あくまでも自分のスキルに見合っていることが大事だと思います。自分のした仕事に対して、不当に高い金額を請求したりはしません。」

仕事で楽しさを追求する

Y.Yさんはエンジニアという職業を選んで、天職だと感じています。二度と社員に戻るものかと思ったことは何度もありますが、エンジニアを辞めたいと思ったことは一度もありません。フロントエンド開発以外の仕事や、納期が迫った仕事を担当するとき、逃げ出したくなる気持ちになりますが、常に仕事が面白くなるように自分から周囲へ働きかけ、一切妥協せずに徹底的に目の前の仕事をこなしてきました。

今後の目標は、「開発スキルに加えてデザイン力を伸ばすこと」「自分が企画・開発したサービスをリリースすること」「社会貢献性を取り入れた『畑ビジネス』を展開すること」など、他方面にわたる取り組みに挑戦したいと考えています。

「仕事に対して楽しさを感じられなくなってしまったら、僕のエンジニア人生は終わりだと思っています。仕事は楽しんでやらないと、フリーランスになった意味がないですよ。フリーランスを検討されている方には一度、『無趣味のすすめ』(村上龍/幻冬舎文庫)を読むことをお薦めします。まずこの本を読んで、共感できる部分があれば、フリーランスに向いていると思います。」

geekpicturebook_201508_5

geechsマガジン記者手記

これまで居心地の良い職場であっても、更なる刺激を求めて環境を変えてきました。仕事にはお金が絡むからこそ生じるヒリヒリした緊張感があり、その緊張感を楽しむこともフリーランスの醍醐味です。「楽」ではなく、「楽しさ」「面白さ」を追求し続ける姿勢は、フリーランスとして働き続けるうえで必要不可欠な要素であると感じました。Y.Yさん、取材撮影にご協力いただき、本当にありがとうございました!

▼これまでのGEEK図鑑の記事はこちら!
ハワイ育ちのWebエンジニア
ゲームへのこだわりと情熱は人一倍!フリーランスのゲームディレクター
女性Webデザイナーに聞く!”なんとかなる”フリーランスの働き方
フットワークの軽さを武器に成長を遂げるソーシャルゲーム開発エンジニア
初めてのサービス開発は13歳!現役大学生エンジニア
向上心が半端ない!元ダンサーのスマホアプリエンジニア
見二足のわらじを履きこなすWebエンジニア
趣味を仕事に!夢を実現させたゲームプログラマ
遅咲きのフルスタックエンジニア、IT起業家までの道のり
見えない敵と戦う!フルスタックなWebエンジニア
平日も土日も仕事を楽しむ!サーフィン大好きWebディレクター
ワークライフバランスを満喫するイクメンエンジニア
Apple製品しか認めない!Apple信者のiOSエンジニア
愛妻家&ウサギ好きインフラエンジニア

関連する記事

facebook

案件情報や最新記事をお届けします。
ぜひチェックしてみてください。