デザインという言葉の意味は一つでありません。図や模様を平面や立体に設計することもデザインですし、問題解決までのプロセスを形成することもデザインです。設計者であるデザイナーによって作られるこれらの概念は、いまやIT業界にとって欠かすことのできない存在。では、これから先デザイナーはどのような役割を求められていくのか?この問いに対して「ビジネスやユーザーの行動まで考慮した広義のデザインを実現することができ、主体性を持ってチームでの開発を牽引することができること」と株式会社nanapiの上谷真之さんは考えました。

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これから求められていくデザイン、特にチームが一体となりデザインの課題に取り組むことの重要性や、組織や文化自体をデザインするプロセスなど、「チーム」を主語にしたデザインについて意見交換する場を作りたい!という想いから「チームで作るデザイン / チームを作るデザイン」勉強会が11月11日(火)に21cafeで開催されました。
▼エンジニア&デザイナーのための無料イベントスペース21cafe<ニイイチカフェ>

登壇者(登壇順)

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株式会社nanapi 上谷 真之氏

広告制作会社や教育系スタートアップなどを経て、ビジョンに強く共感し2014年nanapiへ入社。得意とするUXデザインやインターフェースデザインの知見を活かしながら、プロダクト開発のみならず、人材育成や文化形成など組織のデザインにも多く携わっている。趣味は美味いもの(主に焼鳥)を食べること。

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BEENOS株式会社 山本 郁也氏

静岡県静岡市(旧清水市)生まれ。BEENOS株式会社 デザインフェロー。山本郁也事務所 代表。東京電機大学 建築・環境計画研究室 連携研究者。factory スーパーバイザー。HCD-Net、ヒューマンインターフェース学会、IA Institute(US)、日本都市計画学会、各会員。

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STANDARD inc. 鈴木 智大氏

DTP制作会社、新聞社、スタートアップなどを経験後、2014年2月より現在のSTANDARD Inc.へ参画。デザイナーとして外部から企業やスタートアップに関わり、様々なアプリケーションやWebサービスの立ち上げ、リニューアルを担当。

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株式会社ブラケット 河原 香奈子氏

多摩美術大学卒業後、Web制作会社などを経て2013年に株式会社ブラケット入社。 最短2分で、驚くほど簡単にオンラインストアがつくれる「STORES.jp」のリードデザイナーとして サービス全体のデザイン業務を幅広く担当。

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株式会社nanapi 木村 真理氏

web制作会社を数社経験後、2010年nanapi入社。 nanapi、アンサーをはじめ、複数のサービスにデザイナーとして関わる。現在は iPhone app emosiのデザインとチームのファシリテーションを担当。

「デザイン」という言葉を軸に、いまのWeb業界で活躍しているデザイナーたちが考える組織・チームデザインとは何か?当日の登壇スライドと共にお送りしていきます!

チームをエンパワーメントする主体的なデザイナー

POINT
✔社内で使われる言葉を定期的に見直し共通言語を多くしていく
✔暗黙知の排除でコミュニケーションをしやすい組織にする
✔豊富な専門知識に勝るのは個人の高い志である

狭義のデザインをアインストールしていく

POINT
✔デザイナーは何をする人なのかは自分で決めて宣言していく
✔『オデッセウスの鎖』は固定概念に捕われない強さの理論を教えてくれる良書

デザイナー以外もデザインに関わる組織文化づくり

POINT
✔ともにサービスを作るエンジニアとデザインを考える
✔小さな成功体験を重ねることが組織全体の改善につながる

エンジニアとの活発なコミュニケーションでデザインを円滑に


POINT
✔職種間で生じる認識不一致の原因はコミュニケーション不足
✔モック作成時からイメージを共有することで開発のスピード向上

職能と自走をバランスよく織り交ぜたチームでのデザイン

POINT
✔ペーパープロトタイプとUI改善はエンジニアも参加するのがおススメ
✔方向性に関わらない決定事項は全員よりも自走のほうがスピード感が出る

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登壇者の皆さまに共通していたこと、それは設計のプロであるデザイナーこそ組織の設計を根本から変える力をもっているということでした。この日、勉強会に集まったのは約60人。21cafeが後ろまでいっぱいになるほど、多くの方がお越しになりました。
参加者のなかにはエンジニアやディレクターなど日頃デザイナーと仕事をする機会が多いといった職種の方もちらほら。専門性の高い職種だからこそ、お互いがなにを大切にしているのか尊重しながらコミュニケーションをとっていくことが、よりよいサービスやプロダクトを生み出すことにつながっていくのだと考えさせられた時間でした。

主催の上谷さん、ご登壇者の皆さま、ご参加された皆さま。ご来場誠にありがとうございました!またのお越しを心よりお待ちしております。

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