若手エンジニアが『脱サラしてフリーランスになった人』にされた厳しい説教とは[後編]

前回の『若手エンジニアが『脱サラしてフリーランスになった人』にされた厳しい説教とは[前編]』で、脱サラしてフリーランスになる事がいかに厳しいかを知り、俺はフリーランスの道はほぼ諦めるに至った。


中小IT企業に勤めるエンジニア3年目。いまの仕事や会社に不満はないが、自分の将来もこのままでいいのかと少し気にし始めた。そんな時、たまたま居酒屋で隣になったおじさんを師匠と崇めキャリアについて相談した。

おじさん
この居酒屋の常連客。脱サラしてフリーランスエンジニアとして働いている、肝が据わったおじさん。突然あった俺に対して、とても優しく相談に乗ってくれ、ノリが良くて話しやすい。話が長く説教じみてくるのが玉にキズ。

 

おさらい:脱サラしてフリーランスになる事を諦めたくなる厳しい説教とは

ポイント1.特殊技能がないとフリーランスになれない
ポイント2.全責任は己にある。報酬ゼロもあり得る。
ポイント3.税金や年金は思っている以上に負担

とにかく、守られていない。自由と隣り合わせにリスクがある、というよりリスクでしかない。俺なんかに、フリーランスなんて厳しい道は無理だ。フリーランスにイメージだけで憧れがあったけど、正社員のままで俺は十分幸せだ…。

脱サラしてフリーランスのメリットを甘い言葉で誘惑してくる

こんな具合で、俺は自分の浅はかさに肩を落とした。

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おじさん:少し脅かしすぎたかな、わっはっは、そんなに心配するな!脱サラしてフリーランスになる事は、リスクや悪い事ばかりでは無い。君が知らない幸せをおじさんはいっぱい知ってるよ。

また長い話が始まったのだが、要約すると以下3つの誘惑があった。

■誘惑その1.お金もちになれる

 
端的にいえば、正社員時代に比べ手取り額が2倍になっている。仕事が軌道に乗り、メインのシステム開発業務は高単価で受注できるようになった。それに加え、節税対策を行っていたり、アフィリエイトやFXなどでも収入を得たりしている。様々な方法でいかにして稼ぐかを考えた結果、時間とお金に裕福になれた。

■誘惑その2.キャリアを自分でつくれる

 
サラリーマン時代は決められたシステムを開発するのに必死で、本当に自分が興味のあるテクノロジーの研究や勉強をする時間が作れなかった。しかし、脱サラした事でほどんどが自分の自由な時間になった。まだ導入企業の少ないテクノロジーを先んじて研究した事が評価され、仕事を受注した事もある。あの大企業が自分の技術力を求めてくるようになった。自分がIT社会の先端にいる実感を持って働いている。

■誘惑その3.達成感が比べ物にならない

 
今は自分の腕で自分の報酬を稼いでいるという自負が湧いていて達成感は半端ない。自分を頼りにしてくれるクライアントの存在も大切だ。なにより働いて成果を出さないと自分や家族が食べていけなくなるというスリルと背中合わせな毎日が、自らを奮い立たせてくれる。その生活がわくわくして仕方がない。

おじさんは、納得のいく本当にやりたい仕事を自分の手でつかみとっている。そんな誇りをもって働く姿こそが、なんとなくモヤモヤしていた俺に足りなかった部分なのだと気づかされた。

サラリーマンでいるか、脱サラしてフリーランスになるか

おじさん:で、どうだ?フリーランスっておもしろいだろ。おじさんは毎日充実している。厳しい事もあるが、その分幸せな事もある。君なら素質あるし、チャレンジしてみるかい?

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俺:い、いやー。俺・・・どうだろうな・・・。

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俺:もうちょっと、話聞かせてもらってもいいですか?

俺:・・・っていなーーーーーい!

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おじさんは先に帰ってしまった。

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なんだかよくわからないおじさんだったが、自分の中でモヤモヤ気になっていたフリーランスについて、少しイメージできた。エンジニアとして、自由や収入を得る分、守ってくれるものも無くなるし、責任も伴う。フリーランスになること自体は簡単だが、それで生きていくには、それなりの技術をもって、求められ続けるエンジニアであることも重要だ。

漠然とフリーランスに憧れだけがあったが、おじさんの話を聞いて、前もってリスクを認識できたのは大きい。事前にリスクを認識した上でフリーランス目指し、準備をしていけば、おじさんみたいな楽しいエンジニアライフを過ごせそうだな。

後日おじさんから、様々なフリーランスエンジニアのインタビューが載っている記事を紹介された。フリーランスといってもいろんな人がいるらしい。フリーランスという生き方を活用して、自由に楽しそうに活動している様子が伺える。実はフリーランスで活躍する人は少なくないことが分かり、俺は勇気を持てた。

自由に伴う責任を再度認識したうえで、自分の持っているスキルを活かしてフリーランスとして活動できないか、これから自分のキャリアを考えてみたいと思う。

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