エンジニア経営者3名によるパネルディスカッション!レポート[TECH VALLEY×Wake Up!]

近年、エンジニアの持つ能力が会社の経営力をあげる場面は、技術の進歩と共に増え、現在数多くエンジニア出身経営者が登場し活躍しています。

geechsマガジンが運営する技術イベント「TECH VALLEY」 とインターネット/IoTイベントプラットフォーム「Wake up!」の共催し、「エンジニアによる経営」をテーマとしたイベントを21cafeで開催しました。登壇者にはIT業界で活躍するエンジニア出身経営者3名をお招きいたしました!

20150810_0

登壇者のご紹介

まずは、各社から経営をすることになった経緯などをご紹介頂きました。

株式会社スピカ 代表取締役 國府田勲氏

 
大企業からベンチャーへ転職。そこからスピンアウトして起業した國府田氏。企業を経験したからこそ分かるお話を聞かせて頂きました。
■当日の資料はこちら
■株式会社スピカURL:http://www.spika.co.jp/

20150810_kouda

Increments株式会社 代表取締役 海野弘成氏

 
大学時代のビジネスコンテストで出会った3人で起業をした海野氏は、経営学部への進学を検討するほど学生時代から起業に興味があったとか。
■当日の資料はこちら
■Increments株式会社URL:http://increments.co.jp/

20150810_umino

株式会社ヒトクセ 代表取締役社長 宮崎航氏

 
海野氏と同じくビジネスコンテストをきっかけに学生時代に起業した宮崎氏。プログラミングも経営も未経験のところから起業したそうです。
■株式会社ヒトクセURL:http://hitokuse.com/

20150810_miyazaki

パネルディスカッション

「エンジニアによる経営」をテーマに様々な切り口でパネルディスカッションを展開していきます。

20150810_panel1

海野氏「経営とプログラミングは時間軸が違う。」



ひとつめのテーマは「経営者になり苦労したこと」

宮崎氏:私の場合は日々苦労です。お金に困って銀行口座に残高5万円なんてこともありましたし(笑)人手やビジネスモデルに苦労したこともあります。でも、そこをどう乗り越えるかが経営の面白いところでもありますね。

海野氏:僕はプログラマーと経営者のモードの違いに苦労しましたね。時間軸の違いとも言えとると思います。
プログラミングは1日コードを書くとすぐ動くものを見ることが出来、フィードバックを得られるのに対し、経営はフィードバックを得るまでが長い。例えば採用の場合、採用活動を始めてから、内定を出し実際に働き始めるまで数ヶ月かかります。過程の段階で、自分で成果を定義して進めないと辛いですね。

モデレータ:それぞれどのように解決されたんですか?

宮崎氏:気合です!戦略を考えて取り組むのは大事ですが、やはり重要なのは「世の中を変えてやる」というパッションでしょう。

海野氏:私の場合は、考え方を変える決意をしましたね。経営者が考えるべきは、自分のタスクの最適化ではなく、組織の最適化です。その自分の責任領域の意識を変えることで乗り越えました。それが難しいことですが・・・。

20150810_panel6

宮崎氏「会社のフェーズによって経営者のマインドは変化すべき。」



2つめのテーマは「経営者に必要なマインド」

宮崎氏:フェーズによって変わります。少人数のときには、全員がひたすらがむしゃらに動くことが必要ですが、規模が大きくなるにつれ役割を明確にし、マネジメントすることが必要になってきます。こうした意識の変化が必要ですね。

海野氏:宮崎さんに全て言われてしまったんですが、付け加えるなら「CEO=Chief “Everything” Officer」の考え方です。
経営者は、必要なタイミングで必要なことは全てすべきです。必要なことと自分の得意なことは、必ずしも一致しないので、苦手なことでも必要なら臆せずに飛び込むマインドは重要ですね。

國府田氏:私は、会社で関わることで発生したものは全て自分起因だと考えています。どんなことも自分の行動に原因がないか振り返るようにしています。あとは、諦めずにやりきることですね。

國府田氏「技術は目的ではなく手段。」



続いてのテーマは「求めるエンジニア像」

國府田氏:経営を目指しているのなら「技術は目的を達成する手段」だと考えることが必要です。
「この技術をやりたい!」というところからの発想ではなく、目的に対し効率性や実現性が高い技術を選ぶ思考が重要です。

海野氏:ビジネス視点で技術の位置付けを的確に把握できることとエンジニアとしても高い技術を持つことを両立するのは難しいですよね。
どちらも出来る人はスーパーマンというか。

國府田氏:僕が、規模の違う三社経験して感じたことですが、新しくサービスを作るフェーズなら、スーパーエンジニアが俗人的に開発を推し進めることも必要だと思います。
ただ、サービスが成長し始めると、その事業の中で必要な技術要素を選択できるようなビジネス的視点が必要で、そういったスキルを持つ人材が活躍するようになります。
また更に成長すると、役割分担が進むので、スーパーエンジニアとビジネス考える人の双方が活躍するようになるんじゃないでしょうか。

宮崎氏:ヒトクセでは、エンジニアに関してだと性格人格を重視して採用するようにしてますね。スキルは努力次第で付いてきますから。

20150810_panel2

宮崎氏「スーパーエンジニアでも一人で出来る範囲には限界がある。」



國府田氏:技量はスーパーでも、人付き合いが得意でない方は中々難しいですか?

宮崎氏:いくらスーパーエンジニアでも一人で出来る範囲には限界があります。サービスをスケールさせるには、チームワークのほうが大事だと考えますね。

海野氏:うちの採用基準はどちらも高いレベルで求めているので、人を増やすのは大変ですね。
求める重心をどこにおくのかが悩ましいところですね。

20150810_panel3

QandAタイム

質疑応答の時間では、多くの参加者から手が挙がりました。

ネイルブックを開発運営するスピカ社では、男性が多い中、女性向けサービスを運営する工夫として、エンジニアはデータからユーザーアクションを読み取り、女性ディレクターがサービスに落とし込んでいくそうです。

また、各社経営する上で、チームビルディングやエンジニアの育成には注力しているそうでした。
スタートアップは少人数の組織でスピーディな判断が求められる場面が多いです。その為、ひとりひとりの成長や変化への柔軟性が会社全体に大きな影響を与えるといえます。

懇親会

20150810_party1

懇親会には、今回登壇された3名の方も参加され、QandAタイムに劣らず盛り上がっていました。
今回のイベントに参加頂いた方が勢ぞろいし、記念の集合写真も撮影☆

20150810_all

今後も、geechsマガジンはイベントや記事を通してエンジニアの方に有益な情報をお届けしていきます!
次回のTECH VALLEYは秋頃の開催を予定♪随時情報開示していきますのでお見逃し無く!

今回コラボしたイベントプラットフォーム「Wake Up!」とは?

20150810_wakeup

NET jinzai bank主催のインターネット/IoT領域に特化した総合イベントプラットフォーム。
NET jinzai bankは、インターネット/IoT 業界に精通したエージェント集団です。
国内VC/CVCとの協業及び経営幹部とのダイレクトアプローチにより、事業バリューアップに最適なポジションや人材を提案していることで、良質な求人情報の創出を強みとしています。
「Wake Up!」は7月23日第1弾とし、既に今回が2回目の開催。
今後も、インターネット/IoT分野において様々なイベントを展開していくそうなのでお見逃しなく!
Wake Up!の今後はFacebookでチェック!是非いいね!をお願いします。

関連する記事

facebook

案件情報や最新記事をお届けします。
ぜひチェックしてみてください。