”IoT”で何が出来るか?渋谷のIoTエンジニアが開発事例を語る勉強会

“IoT”といえば、現在IT業界で最も注目されるバズワードのひとつ。21cafeでも頻繁にIoT関連の勉強会やミートアップが開催されています。先日も、IoTに興味のあるエンジニアを集めたミートアップが開催されました。「渋谷モノ系ミートアップ」と題し、渋谷を拠点とする企業の7名のエンジニアが登壇。IoTの普及に伴う、ITエンジニアの活躍できるフィールドの広がりを感じさせるミートアップとなりました。

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今回の勉強会のテーマは“モノ系”=IoT

IoTは”Internet of Thing”、つまり”モノのインターネット”を意味し、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、あらゆる物に通信機能を持たせ、インターネットに繋げること。時計をインターネットと繋げメールの返信などが出来る「スマートウォッチ」や、家をインターネットと繋げ家電の操作などが出来る「スマートハウス」などに活用され、徐々に一般的にも普及しつつあります。
そんな中で、今回は7名の方からIoTの開発事例紹介を中心にお話頂きました。

3名によるセッション

■Beetroboでのハードウェアプロトタイピングから

登壇者:Beatrobo.Inc 竹井英行氏
ソーシャル音楽共有サービス『Beatrobo(ビートロボ)』の開発・運営を行うBeatrobo.Incは、自社デバイス『PlugAir(プラグエア)』の開発も行っています。PlugAirは、スマホのイヤホンプラグに刺すだけでID認識ができ、かつコンテンツのデータのストック・共有が行えるガジェットです。
Beatrobo.IncのCTO竹井氏から、ハードウェアの製造についてプロトタイピングから製品として量産体制を作るまでのフローにおけるノウハウをシェア。


竹井氏によると、プロトタイピングを制作する目的は、頭の中にあるサービスの構想を実際に形に落とし込み、「そのサービスが楽しめるものか」体感で確認することと、量産するための費用感を得ることなどにあるといいます。その為、Beatrobo社のハードウェアの製造は、まずプロトタイピングを制作し、ブラッシュアップしながら量産できる製品に近づけていくフローをとっているそうです。また、プロタイピングを作るにあたり、同社が実際に利用したサービスの紹介や、サービスを選定・利用する際注意すべき点などの具体的なノウハウも共有。登壇中でも参加者から具体的な質問が多く飛んでいました。
 

■ドローン+IT~エンジニアはフィールドに出よう~

登壇者:フリービット株式会社 渡辺知男氏
メーカーで組み込みエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、その後技術コンサルタントなどを経て、現在はフリービット社でR&D案件とモバイル端末の開発を担当する渡辺氏。このセッションでは、現在携わっているドローン開発を踏まえて得た気付きを共有して頂きました。


IoTが盛り上がる中で、ドローンの活用にも注目が集まっていますが、まだ一般の人にとって業務用ドローンは扱いづらいという課題があります。渡辺氏は、ドローンの操作をブラウザで簡単に操作できるようにするための開発を行っています。
ドローンを活用するにはITの知識はとても重要ですが、実はドローンの製造はラジコン業界に近くITエンジニアが不足しているのが実情です。渡辺氏は、この開発に携わる中で、ITエンジニアのスキルは他の業界でも重宝されることに気付いたといいます。特にドローンは、自動航行制御の方向性に進んでおり、ITエンジニアの持つ、サーバーと制御の知識を活かすことが出来ます。ITエンジニアの活躍できるフィールドとして、他業種とのコラボレーションはとても可能性があるようです。

■O2O iBeaconを使ったサービスについて

登壇者:GMOインターネット 宮尾 武裕さま
バズワードのIoTですが、渋谷で取り組んでいる企業は今だ少ない領域。そんな中、GMO社はiBeaconを使ったO2Oサービス「GMOチェックイン」をリリース。「GMOチェックイン」は、店舗集客サービスです。導入する店舗がスマートフォン対応の提携メディアに店舗の広告を掲載し、広告を見てお客様が来店すると、店舗に設置されたBeaconが来店を検知し、お客様へポイントを付与するというもの。宮尾氏には、iBeaconを使ったサービス開発の経験をお話頂きました。

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「GMOチェックイン」はiOS、Android共に対応していますが、そもそもiBeaconはiOSの位置情報サービスを拡張するもの。その為、iOSでは可能な、設定した領域をデバイスが出入りするのを観測する「リージョンの監視」やデバイスとの距離を取得する「レンジング」が、Andoroidでは機能しません。この課題をクリアにするために同社がとった解決策や、またサービスとしてリリースするまでを通しての経験から得たノウハウをシェアして頂きました。

LT大会

■Web/ネット系からモノ系開発への関わりについて

登壇者:hirotakaster氏

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今でこそバズワードとなり、よく耳にする「IoT」ですが、黎明期から興味を持ち、ウォッチしてきたhirotakaster氏。このモノ系ミートアップの主催者でもあります。LTでは、自身の開発事例の紹介や更にIoTがテーマとなる展示会の様子のレポート、そして更にIoTが活用されていくであろう今後において、求められるエンジニアのスキルセットについてお話頂きました。

■レゴマインドストームのクラウド連携(Azure,AWS)

登壇者:渡辺 登 氏


hirotakaster氏同様、IoT黎明期からIoTの世界に身を置く渡辺氏からは、ここ最近の自身が携わっているプロジェクトを紹介。特にレゴ社のプログラミング可能なロボット制作キット「レゴマインドストーム」を使い、子どもへのプログラミング教育を開始することは大きいニュースのよう。IoTは実際にモノが動くことで子供の関心を引きやすい為、プログラミング教育にも大きく貢献しそうです。

■プログラマ向けハードウェア自動設計ツールmille-feuille(ミルフィーユ)

登壇者:Kou Yosinariさま


Kou氏のLTでは、Webプログラマ向けハードウェアmille-feuille(ミルフィーユ)の紹介。Webエンジニアにとって、ハードウェア開発はハードルが高いものです。しかしミルフィーユを使えば、配線・回路図生成・ファーム調整を自動化できます。このようにWebエンジニアがハードウェア開発をするための障壁が取り除かれれば、今後様々なIoTサービスが誕生しそうですね。

■リープモーションのスマホ連携

登壇者:geechikiさま 

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リープモーションとは、ユーザーの手と指の動きを感知することでコンピューターを直感的に操作することが可能なデバイス。このリープモーションを活用したgeechiki氏の開発事例を紹介。リープモーションを使うと、スマホ上に表示されたキャラクターと、スキンシップを取れるというものです。geechiki氏は今後商品化を検討しているようで、グローバルに普及させたいという熱い想いも語って頂きました。

今回の勉強会 主催者のご紹介

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※写真は今回の登壇者の皆様です!

▼主催者
Hirotaka Niisato @hirotakaster

▼公式アカウント 
Doorkeeperグループ:渋谷モノ系ミートアップ

今後も随時イベント情報を更新していきます。
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