Office365のAPI戦略やトレタ×Yahoo!Japanの連携などAPI活用の事例を解説!勉強会レポ

APIの利用が進んでいる中で、これまでの一般ユーザー向けの利用から、企業間連携におけるエンタープライズレベルでのAPI活用も行われるようになっています。そうしたビジネスレベルでのAPI利用における知見の共有や情報交換を目指す勉強会「Enterprise APIs Hack-Night」が21cafeで開催されました。

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Enterprise APIs Hack-Night事務局の緒方氏より挨拶の後、いよいよセッションがスタート。
今回はエンタープライズでのAPI活用事例に加え、産学協同プロジェクトなどスペシャルなプログラムをお届けしました。

セッション1:Office 365を中核としたこれからの API 戦略

Office 365 では、現在、OAuth / REST ベースの APIを提供し、数多くの企業で導入・開発がおこなわれていますが、今後、この分野は大きく進展します。
本セッションでは、今後のこの分野におけるビジョンと新機能を中心に解説。

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日本マイクロソフト株式会社 テクニカル エバンジェリスト 松崎剛氏

Office 365のAPI戦略は二つのポイントがあります。一つ目のポイントは「Openness」。数年前は.netでしか使えないAPIだったものが、オープンソースでも使えるようになりました。二つ目のポイントは「Cross device」。Mac版も同時に提供開始するなど、Appleでも使えるツールとなりました。これによりもう間もなく、Windowsに限らず全てのデバイスでOffice 365が動くようになります。これを踏まえ、今後の戦略について発表されました。

資料はこちら

セッション2:トレタ × Yahoo! JapanのAPIによる提携の話

実はトレタ創業前から連携の話があった「Yahoo!予約飲食店」との連携による空席レーダー機能の公開について、どのような視点で連携がなされたのか、そして連携の際に注意すべき点を解説。

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株式会社トレタ CTO 増井雄一郎氏

最初からお互い協業することを前提としていたため、二つの視点で初期設計の段階でから見ることが出来たのでスムーズに構造をつくることが出来たとのこと。
飲食店側は何時に席が埋まっているのかが大事、一方で、お客様側は何時に席が空いているかが大事な情報となります。サービス設計そのものも両側面から話が始まったのです。
この連携ではオープンスタンダードを採用した点もポイントです。また大手との連携はPマーク取得やセキュリティ監査が必須となるため、その意識を持つことも非常に大切です。

セッション3:「データの力を、まちの力に」〜UDC2015の取り組みとオープンデータ・プラットフォームDKANの活用〜

2013年からデータ駆動型の地域課題解決に向けた地域ワークショップとコンテストを融合した「アーバンデータチャレンジ(UDC)」を開催しています。
本セッションでは、UDC2015の取り組みや、本イベントのデータプラットフォームで活用されているDKANが紹介され、APIを含めたデータ流通の重要性について発表。

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東京大学空間情報科学研究センター(CSIS) 瀬戸寿一氏、ANNAI 太田垣恭子氏

「アーバンデータチャレンジ(UDC)」は地域課題の解決を目指したもので、開発だけでなくその後の普及も考えたものとして開催されています。全国20拠点でワークショップなどを行うなど活動をしています。自治体のオープンデータを支えるシステムとして「Drupal(ドゥルーパル」が使われています。WebアプリケーションプラットフォームであるDrupalはホワイトハウスでも採用されており、政府自治体で24%のシェアを誇ります。
オープンデータは再利用・再配布がしやすいことがポイントとなります。自治体の担当者レベルでも管理しやすいよう機能がパッケージングされたものが「dkan」です。

資料は後日公開。

セッション4:品質APIのご紹介とniconicoでのトライアル事例

映像視聴時のユーザ体感品質を最適化するAPI、品質APIを開発したNTT研究所。
本セッションでは、品質APIの概要とドワンゴ社のniconico適用した事例について解説。

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NTTネットワーク基盤技術研究所 木村拓人氏

ユーザ体験の品質であるQoE、品質APIのシステムの仕組みを理解した上で、これらによりネットワーク品質に応じた配信を行うことで、再生停止発生率を著しく低減させ、通信データ量を20%下げることに成功しました。

今回の勉強会の様子はこちらから動画視聴できます。

Enterprise APIs Hack-Nightとは

Webエンジニア・プログラマー、APIに興味がある方を対象とした、ビジネスレベルでのAPI利用における知見の共有や情報交換を行う勉強会です。エンタープライズでのAPI活用事例を紹介するセッションなど毎回コンテンツが充実しています。

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セッション後に開催された懇親会では、コミュニティ紹介として、現在行われているアドベントカレンダーの参加者募集、コミュニティのslackチャネルの紹介、コミュニティ公式ロゴの募集が行われました。事務局メンバーもフレンドリーで、初めての方でもコミュニティに参加しやすい工夫がなされています。

▼主催者
Enterprise APIs Hack-Night事務局
MOONGIFT 代表取締役 中津川篤司氏

▼公式アカウント
ハッシュタグ:#entapihack
Connpassグループ:http://eahn.connpass.com/
Slackチャネル:https://entapihack.herokuapp.com/

今後も随時イベント情報を更新していきます。
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