ブラウザでリアルタイム通信「WebRTC」技術勉強会レポート

日本でもっとWebRTCという技術を流行らせたい!という想いからスタートしたWebRTCに特化した勉強会「WebRTC Meetup Tokyo #10」が21cafeで開催されました。その様子をレポートします。

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WebRTC活用の可能性を見せてくれる4名の発表

■SDPをひたすら説明する

発表者:@iwashi86
今回はリモートによるセッション発表となりました。

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このセッションでは、SDPとは何かをざっくりと説明できるようになることがゴールです。WebRTC Meetup Tokyo #7に使用した資料をより詳細に説明しています。最新のIETFにて、修正禁止が発表されたSDPですが、非常に重要なWebRTCの通信の仕組みが隠れているため、SDPを知ることでWebRTCの理解が深まります。SDPのオファーアンサーの基本概念や、SDPの文法則を注意点を交えて解説しました。

■WebRTCで快適な画面共有を実現する

発表者:@Tukimikage

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▼解説資料はこちら
http://qiita.com/yusuke84/items/3f781909e3b975dd9db5

ビデオ会議などで行う画面共有はWebRTCの機能で実現できます。しかし、複数人の会議で画面共有をすると、メディアコネクションの数が増えることで、一定数以上になると負荷がかかり画面共有が出来ない状態に陥ってしまう問題があります。そこで、負荷を軽減するため、Multitrackの活用が解決策につながります。今回は効率よく画面共有ができるMultitrackの活用について解説します。
Trackを操作する際の前提条件や必要なAPI、プログラムを確認。その後、MediaStreamはそのままにTrackを操作する際の、処理の流れやPeer.jsの実装例を解説し、勉強会会場にてデモを行いました。

■PeerConnectionリレーとMediaRecorder

発表者:@massie_g

多段中継において、映像は出るが音が出ない問題が起こることも…。これは根が深い問題でしたが、2015年末のChrome 49が出たタイミングで改善されたため、多段中継をデモにて披露しました。また、お手製の手動シグナリングで、音と映像のリレーや、音声ディレイ(遅延)・映像ディレイ(遅延)のデモが複数披露されました。特に、映像ディレイのデモの一人ウェーブは、WebRTCの新しい使い方として、としても注目を集めました。そして、ChromeのMediaRecorder APIの紹介もありました。Chrome 49から機能拡充されリモートストリームの録音が可能になり、Chrome50では更にVP9で録画も可能になりました。

▼実際にリレーをしている様子

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▼デモのソースはこちら
https://github.com/mganeko/webrtcexpjp

次のページ:MCUとSFUのメリットやデメリットを解説

 

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