ヤフー、ヒストリア、ギークスのトップエンジニアの生の声!ゲームエンジニアのキャリアアップの道【TECHVALLEY#8】

先日geechsマガジンが送る技術イベント「TECH VALLEY#8」が開催されました。テーマは「ゲームエンジニアのキャリアアップの道」!ゲーム業界内外から多くのエンジニアのみなさんにご参加いただきました。今回は、ヤフー蛭田氏による講演と、ヒストリア佐々木氏、ギークス斉藤氏を加えた3名でのパネルディスカッションの2部構成。異なるキャリアを歩みながら、それぞれに活躍されている3名のトップエンジニアから貴重な話を聞くことができました。

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1部:ゲームエンジニアのキャリアアップの道

1部は『ゲームクリエイターの仕事~イマドキのゲーム制作現場を大解剖~』の著者である蛭田氏による講演。普段の業務に追われていると忘れてしまう、しかしとても大切な心構えを多くお話いただきました。貴重な講演内容の一部をレポートします。

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■登壇者:ヤフー株式会社 エグゼクティブプロデューサー 蛭田 健司氏

これまで出向を含め7社での経歴を持ち、事業立ち上げを多く経験しながらキャリアアップ。人材開発・欧米ビジネスの領域を強みとする。これまでの幅広い経験から「キャリアアップのコツ」について講演。

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「キャリアアップは近視眼的に捉えず、俯瞰で見る」

蛭田氏は自身のキャリア遍歴の紹介から、“俯瞰的視点の重要性”をお話くださいました。転職やプロジェクトの終了をきっかけにポジションが下がってしまうことはあります。またポジションが上がるにつれ、自分ではコントロールが難しいところで責任をとらなくてはならない場面も出てきます。しかし、それは一時的なものです。外部要因に惑わされず、長期的に見て右肩上がりになるようにキャリアを設計することが重要だそうです。

「キャリアアップには、”能力”と”評価”の双方をバランスよく高める」

「能力があるのに評価されない人」「能力はないのに評価されている人」そのどちらも正しい形ではありません。「能力があり評価される人」になるには評価に繋がる能力の高め方があり、これがキャリアアップのコツなのです。具体的には、ただ業務をこなすだけではなく、自分のポジションに求められるスキルを意識して身に付けること。これは普段の業務の中では忘れがちですが、蛭田氏はいつもタスクリストの一番上にこの項目を書き、意識しているようでした。

「転職は、慎重に考え抜いた先の選択肢であるべき」

不満を理由に転職しても、次の環境でまた新たな不満が生まれるかもしれません。蛭田氏が説く理想的な転職のタイミングとは、社外にしか求めるポジションがないときです。まず社内のプロジェクトを完遂させ、成果を挙げて社内評価を高めること。そうすると社内での発言力が高まります。

その上で、自分の求めるポジションを社内に発信していきましょう。今は社内にないポジションでも、新たに作ることができるかもしれません。それでも社内に可能性がない場合の選択肢が転職です。こうすることで、過去の就職先との関係良好に、新しいチャレンジをすることができます。

2部:3名のトップエンジニアによるパネルディスカッション

TECH VALLEYも中盤に差し掛かった第2部は、1部でお話いただいた蛭田氏に、ヒストリア佐々木氏、ギークス斉藤を加えた三人で”キャリア”をテーマにしたパネルディスカッション。ギークスのゲームディレクター木内のモデレーションのもと、活躍するエンジニアたちのリアルな声を聞けました。

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■登壇者:株式会社ヒストリア 代表取締役 佐々木 瞬氏

Unreal Engine4に精通したプロフェッショナル集団であるヒストリアの代表である佐々木氏。ディレクターとしてキャリアをスタートさせるも、数回目の転職でエンジニアリングマネージャーを経験し、ゼネラリストタイプのエンジニアとしてキャリアを形成。

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■登壇者:geechs株式会社 リードエンジニア 斉藤晋介氏

23歳という若さで独立しフリーランスエンジニアとして数々のプロジェクトに参画。その後28歳でモバイルコンテンツの制作会社を立ち上げる。ギークスには2015年にジョイン。プライベートでは昨年結婚し、第一子が生まれたばかり。

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今回のトークテーマは、

・技術をどう磨くか
・プライベートにおけるキャリアアップ
・給料について
・マネージャーが昇進/昇格させたいと思うメンバーとは
・マネジメントの必要性

など気になるものばかり。
特に印象的だったコメントをレポートします。

佐々木氏「技術の移り変わりによって活躍するエンジニアのスキルは変わる」

技術を磨くには、「まずは作って作って作りまくるしかない」というのが三者の意見。技術を磨いた先に”スペシャリスト”と”ゼネラリスト”のふたつの道があります。聞くと、3名揃って「自分はゼネラリストタイプのエンジニア」だといいます。この背景には、技術の移り変わりがあると佐々木氏はいいます。

「最新技術が登場したばかりのときは、スペシャリストの技術力でしか突破できない壁があり、彼らが活躍する時代になります。しかし、技術の普及の過程で、スペシャリストのスキルを肩代わりしてくれるツールが登場するようになります。そうするとそのツールを使いこなして、コンテンツを横展開できるようなゼネラリストのスキルが求められるようになります。今はかつての最新技術が一般化されているフェーズなので、その時代背景があるのではないでしょうか。」

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つくるじょのみなさん「モテに必要なのは清潔感。エンジニアの専門性は魅力。」

つくるじょとは女性プロクリエイター集団。今回は「プライベートにおけるキャリアアップ」=「モテる」というテーマのために、つくるじょさんから”エンジニアの魅力””直してほしいこと””モテるためのアドバイス”を頂きました。

モテるためのアドバイスのなかで特に多かった意見が、「清潔感を保つこと」。女性が気になるのはおしゃれであることより、髪型やファッションから清潔感がうかがえることのようです。またエンジニアのプロダクトを作る力・その専門性は、尊敬でき魅力的な部分だそうです。
ただ、プライベートでも専門的なことばかり話してしまい、女性をおいてけぼりにしてしまわないように注意しましょう。

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蛭田氏「昇進・昇格するには、今のポジションのひとつ上のスキルを身につけること」

給料を上げるためには昇進・昇格することがひとつの手段。評価者であるマネジメント層にいるパネラーの3名から「メンバーがどのようなフェーズになると昇進・昇格させたいと思うか」ぶっちゃけて聞いてみると、やはり自分の業務を全うするだけでは難しいようです。

蛭田氏「それぞれのポジションに求められることを会社から伝えられているはずです。今自分が与えられているところから、一歩上のポジションに必要なスキルを考え、それを満たすようになることが必要です。現状そのポジションにあるメンバーと遜色なく、業務が出来るようになれば昇格の必然性が出てくるでしょう。」

斉藤「部下をマネジメントした経験は、人生の仕事以外の部分でも生かすことができる」

エンジニアがつい敬遠してしまいがちな「マネジメント」ですが、3者とも必要なスキルだといいます。蛭田氏の意見としては「マネジメントとは何か具体的に分からないというのも敬遠される理由。まずは興味を持ってみることからはじめるといいのでは。」

佐々木氏からは「個人が集まっただけのチームは、個の力の足し算。しかし、マネジメントの力は掛け算。マネジメントがだめになるとチームの力は半減することもあるが、美味くいけば何倍にもパフォーマンスをあげることが出来る。」など積極的にディスカッションがされる中マネジメントスキルが生きる意外な場面が紹介されました。

斉藤「わたくしごとですが昨年結婚し、もうすぐ子供が生まれます。子育てなんて全然分からないですが、部下をマネジメントした経験は子育てにも生きるのではと思っています。子育て以外にも、マネジメントは人生で生かせる部分があると思いますよ」

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懇親会

イベント本編終了後は懇親会が開催されました。今回はゲームエンジニアだけでなく、ゲームエンジニアを目指す他業界のエンジニアや学生の方も参加していたからか、参加者同士でも積極的に情報交換しているようでした。

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ビールやソフトドリンクの飲み物と寿司やピザなどの軽食を交えての懇親会は、大盛り上がり。惜しまれつつ、大盛況のうちにTECH VALLEY#8は終了しました。

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次回のTECH VALLEYもお楽しみに!

TECHVALLEYは定期的に開催しております。是非、お友達をお誘いあわせの上、ご参加ください♪TECH VALLEYの最新情報は随時このgeechsマガジンで発信しておりますので、引き続きgeechsマガジンも要チェックです!

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