ラブグラフの「幸せな瞬間を、もっと世界に」を支えるたった2人のエンジニア

Lovegraph(ラブグラフ)』は、カップルや家族のお出かけにカメラマンが同行し写真撮影を行うサービスです。2016年当時はまだ大学生だった駒下氏と村田氏によって創業したラブグラフ社も、いまやメンバーは15人を超えました。

3月には台湾への進出や、友達同士向けにも写真撮影サービスの展開を発表するなど、その急成長著しいものです。創業者の一人でありCOOの村田氏によると、「ラブグラフの成長スピードの維持は、ふたりのエンジニアによって支えられています。」

今回は、村田氏に加え、ラブグラフを支えるたった2人のエンジニアにインタビュー。WebサービスとしてのLovegraphに迫ります。そこにあったのは、プロフェッショナルのこだわりでした。

「身近な人の笑顔が見たい」想いから生まれたLovegraph

Lovegraphは元々ビジネス展開を想定して生まれたサービスではありませんでした。学生カメラマンであった駒下氏が、友達カップルの写真を撮ってあげたところ大変に喜ばれ、さらにそれが段々と口コミで広がっていきました。

「撮影した写真をWebサイト上で見れるようにするとどうだろう」と、Webデザイナーであり同じく学生の村田氏がWebサイトを構築。そのサイトのお問合せフォームから撮影希望のカップルが依頼を出来るようにし、駒下氏だけでなく全国にカメラマンのネットワークを広げたのが、Lovegraphのスタートです。

LovegraphはSNSを中心に話題になり、ますます依頼が増えたことをきっかけに、2016年駒下氏と村田氏は、法人化を決意。現在は創業3年目を迎えています。

「私たちの原点は、身近な人の喜んだ姿にあります。写真を通すと、そこに写った自分の笑顔から、大切な人との幸せを再確認することができます。「自分の子供が大事」「彼氏のことがすごく好き」そんな身近で普遍的な“大切な人を思う気持ち”を世界に広げていきたいんです。

そこから『幸せな瞬間を、もっと世界に』というラブグラフのビジョンが生まれました。ラブグラフのWebサイトを中心とした世界感も、ラブグラフ共感する人を思い描きながら形にしたものです。ロジックに裏づけされたものではありませんが、ここまで増えたメンバーは皆リファーラル採用で、ビジョンに共感してくれた人ばかりです。」(村田氏)

Lovegraph を支えるふたりのエンジニア

現在ラブグラフは9名の正社員と4名のインターン生、3名の業務委託メンバーの16名の組織。その中にエンジニアは正社員の2名。この2人の存在こそ、“想い”でスタートしたLovegraphを、急速にサービスとして成長させた大きな要因だといっても過言ではありません。

現在、技術選定などLovegraphのエンジニアリングをリードする亀岡氏は、ラブグラフ一人目のエンジニア。実は村田氏に声を掛けられた当時は、丁度進路選択を迫られる4年生でした。大学院への進学を希望していました。悩んだ結果、既に高額な大学院の出願料まで払ったでしたが、休学してラブグラフにジョインすることを決意しました。

「村田・駒下が上京し、ラブグラフの認知を広がっているのを知っていたので、ここに関わったら面白いのではないかと思いました。入社すれば僕が一人目のエンジニア。大きな仕組みづくりを一人で実行することになります。そんな経験そうそうできませんが、大学院へはいつでも行けると思い、ジョインすることを決めました。」

一方、成澤氏は、大手IT企業から転職した中途社員。現在ではエンジニアリングをはじめ、CSにカメラマンマネジメントWebマーケティングまで幅広く担当しています。

「代表の駒下と同じシェアハウスに住んでいたことがきっかけで入社しました。私自身、写真が好きだったので、写真が関わるサービスとして興味を持っていましたが、転職の決め手ではありませんでした。

入社を決めたのは「幸せな瞬間を、もっと世界に」というビジョンへの共感です。Lovegraphはただ写真を撮影してお渡しするだけのサービスではなく、普段あまりない撮影という体験を撮影前も撮影中も楽しんで頂いたり、SNSにアップされた写真を見て更により多くの人たちが幸せな気分になったりと、本当に幸せな瞬間を多く作り出していると思っています。そこへの共感が一番の入社動議ですね。」

亀岡氏は技術に特化したプロフェッショナルタイプ、成澤氏は技術を武器に複数の部署を横断するジェネラリストタイプ。この2人によって、Lovegraphはマッチング機能を持つWebサービスとして成長してきました。

WordPressからRuby on Railsに移行した大幅リニューアル

誕生したばかりのLovegraphは、現在のようなマッチングの仕組みはありませんでした。ユーザーがお問合せフォームから撮影の希望情報を入力すると、その内容がGmailに届き、その情報を手動で所属しているカメラマンに連携して撮影スケジュールを調整するというフローです。

「当時は顧客情報もテキストベースでGmailにたまっていくだけで、手動の業務も多い状況でした。そこで、最初期は,申し込みフォームと,それと連動するカメラマン向けの管理画面から着手しました。」

さらに、亀岡氏は大幅なリニューアルに着手します。WordPressで作られたLovegraphを、すべてRuby on Railsで書き直し、あらゆるオペレーションを自動化しました。コンテンツ更新にかかる箇所もテコ入れを行い、Lovegraphはまさしく一新されました。

■ カメラマンの撮影調整から請求まで管理画面で一括管理 

リニューアル以前の写真納品には多くの人の手が必要でした。カメラマンはリサイズなどの処理をおこなった後、写真をグーグルドライブへ納品。ラブグラフ側ではドライブからダウンロードして今度はラブグラフのサイト上へコンテンツとしてアップする流れです。

カメラマンは不慣れなグーグルドライブの操作を覚え、社内では膨大な納品データを手動で処理するという煩雑なオペレーションを行わなければいけないという状態。

現在では、カメラマンは管理画面から最大のサイズの写真を納品すると、自動であらゆるサイズにリサイズされ、クレジットも自動で入ります。ユーザーは好きなサイズでダウンロードできるし、ラブグラフのサイト上では表示ページによって適切なサイズの画像を自動で出し分けられます。

さらに、カメラマンは管理画面から撮影依頼やそれぞれの案件のステータス、撮影スケジュールを確認でき、過去の撮影記録から自動で請求書を生成できるよう実装しました。

■ 自動マッチング機能

マッチングについても、以前はユーザーが撮影希望日を入力フォームに入力し、その後都合のあうカメラマンを探すフローだったため、撮影調整のためにコミュニケーションが必要でした。

しかし、今はユーザーが撮影希望日と希望地を入力すると、GoogleMapAPIを使用し、その日程・希望地周辺で撮影可能なカメラマンが自動でマッチングされます。

今後は「夜景が得意なカメラマン」「ファミリー撮影が得意なカメラマン」などの軸でもマッチングできないかと検討しているそう。

次のページ:
それぞれの強みを生かしたサービスの裏側

 

この記事を書いた人

はぎー

geechsマガジンのエディター・ライターと、ITエンジニア向け無料イベントスペース『21cafe(ニイイチカフェ)』の管理人を兼務。イベントレポート・インタビュー記事を中心に執筆中。女性アイドルが大好きで、特にハロー!プロジェクトに心酔している。

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