フリーランスエンジニアに求められるのはハイスキルより問題解決できる対応力?

フリーランスとは、企業に雇用されるのではなく独立し、直接契約を結ぶ働き方です。フリーランスエンジニアというと、とてもハイレベルなスキルが必要なのではと想像する人もいるかもしれません。

しかし、実際のフリーランスエンジニアは、いわゆるスーパーエンジニアばかりではありません。私自身も、特別にハイスキルを持っているわけではないと思っています。

フリーランスとして仕事をする上で求められるスキルレベルに疑問をもつ方は少なくないのではないでしょうか?今回は、フリーランスに興味がありながらも”自分が働けるのか”という疑問を解消できるよう、私がフリーランス暦11年の中で得たフリーランスエンジニアの実態に関する情報をお届けします。

フリーランスエンジニアとは?

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改めてですが、フリーランスエンジニアとは、企業と雇用関係にある社員としてではなく、直接契約を結び仕事を請け負うエンジニアです。この契約は基本的にプロジェクト毎に結ばれ、一つ一つのプロジェクトのことを案件と呼びます。

フリーランスエンジニアが求められる案件は実に様々です。長期案件もあれば短期案件もあり、設計などの上流工程をおこなう案件もあれば、既存のプロダクトを運用する案件もあります。フリーランスは、あらゆる案件のうち自分のスキルが生かせる仕事を選ぶことができます。

そして、企業との商談後に双方の「参画したい」「参画してほしい」という意思が合致すると、その案件で実際に仕事をすることになります。

フリーランスの案件はハイスキル必須の案件ばかりじゃない

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多数ある案件のすべてにハイスキルが求められるわけではありません。案件によって求まれるエンジニア像は大きく変わってきます。すべてに当てはまるわけではありませんが私の経験をもとに、例として長期案件と短期案件の場合をあげてみます。

長期案件では、プロジェクト終了まで正社員と一緒にプロジェクトの中心となって仕事を進められるようなエンジニアが求められる場合が多いです。短期案件では、既にプロジェクトが細分化され、任される業務内容が正確に決まっている場合がほとんどでした。そのため、まかされた仕事を確実に完遂させることが求められます。もちろん、案件によってはハイスキルが要するものもあります。

企業と直契約を結べるのは、一部のレベルの高いエンジニア、高スキルのエンジニアだけなのではイメージが先行してしまうかもしれません。しかし、これは誤解です。依頼を受けた仕事を遂行できるだけのスキルや経験は必要ですが、誰もが特出したスキルを持たなければならないということはありません。フリーランスエンジニアに求められるのは、一概にスキルレベルの高いことではなく、要求に対して即戦力で対応できることなのです。

技術スキル以上に求められるのは「対応力」

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ハイスキルを持っているに越したことはありませんが、いかなるプロジェクトでも対応できる力を持っているほうがフリーランスエンジニアとしては活躍できます。対応力とはどんなことを指すかというと下記の3つです。

・どんな人とも臆せずに話せるコミュニケーション能力
・未経験の仕事内容でも挑戦する積極性
・体調や体力を把握する自己管理能力

どんな案件でも共通しているのは自ら問題解決できるエンジニアが重宝されているということ。これまで企業と商談をしてきた経験から分かったことですが、多くの企業が「問題解決するのにコミュケーションがとれるか?」という点を重視しています。

技術スキルがマッチしていることもそうですが、それ以上にコミュケーションを図り、自ら動き回れることはどんな案件でも共通して求められているようでした。

指示されるまで何も仕事ができないエンジニアは、仕事が早くても、プロジェクト全体を遅延させる要因になってしまいます。これは、フリーランス問わず、正社員であっても言えることです。効率的に時間を活用し、プロジェクト完遂に向かうために積極的に取り組めるエンジニアが、現場で活躍することができるのではないでしょうか。

フリーランスエンジニアとして活躍し続けるために

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フリーランスは自分のスキルを生かす働き方ですから、100%自分にマッチするプロジェクトの仕事を求めてしまいがちです。まれにそんな仕事を見つけることができますが、大抵の場合の案件マッチング度は70~80%です。しかし、そのような仕事を多く経験することで、自分ができる仕事の幅を広くしていくことができます。

フリーランスに限らず、仕事の方向性には、ひとつの道を極めるスペシャリストタイプと、幅広い仕事ができるジェネラリストタイプの2つの道があります。技術トレンドは変動があるものですし、個人的にはジェネラリストタイプのほうがエンジニアとして長く活躍できると思います。しかし、個人の趣味・嗜好も踏まえてしっかり考えて方向性を決めていくといいでしょう。

おわりに

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私が考えるに、活躍できるフリーランスエンジニアはスーパーエンジニアでなく、クライアントとなる企業に役に立つ自分のポジションをよく知っているエンジニアです。いわゆる“世渡り上手”のイメージでしょうか。

しかし、世渡りが下手だからフリーランスは難しいということではないのです。フリーランス歴が浅い時は不慣れでうまくいかないこともありますが、多く経験することでこの感覚は身についてきます。あくまでも私個人の経験に基づく見解ですが、もし現在、転職を考えているのであれば、一度フリーランスという道を考えてみてはどうしょうか?


 

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この記事を書いた人:手塚規雄

teduka

10年間、会社に勤めた後にフリーランスエンジニアとして、 業務系システム開発を最も得意とするプログラマ。 C#、VB.net、COBOLが得意で業界は 金融、公共、医療、サービスなど特に分野を選ばないスタイル。 また、エンジニア業以外にもいくつかの個人事業を展開中。 Twitter:@noriwo_t

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