読書の秋だから読みたい!CTO5名がオススメする愛読書

秋分の日も迎え、すっかり日が沈む時間も早くなりました。秋の夜長は、ゆっくり読書をして過ごすのはいかがでしょうか。今回は、IT/Web業界で活躍しているSpeee、マネーフォワード、f4samurai、Wondershake、トレタの5社のCTOの皆さんに愛読書を紹介していただきました。第一線で活躍する方々に影響を与えた良書ばかり。この秋を充実させる一冊をここから選んでみてはいかがでしょう。

株式会社Speee 是澤太志氏の愛読書『いいひと。』

■ 推薦者の紹介

Speee_koresawa.jpg● 愛読カテゴリー
 ・技術専門書
 ・ビジネス書
 ・小説(歴史)
 ・コミック など
● 読書の頻度
 月20冊以上



株式会社Speeeでエンジニアマネジメント責任者 兼 エンジニア採用責任者を務めています。 同社はウェブマーケティング事業やインターネットメディア事業を中心として展開しながら新規事業にも積極的。Speeeではエンジニアメンバーによる技術ブログを運営。毎週更新されています。この一年の間に2回にわたる増床を行なうなど急成長中のSpeeeの技術陣の関心事を覗くことができます。

■ 是澤氏の信念を創る原点となった一冊

book_iihito1● タイトル
いいひと。
● 著者
高橋しん
● カテゴリー
コミック


■ 『いいひと』オススメポイント

IT業界がビジネスとして発展途上だった2000年に僕は社会人1年目を迎え、 ゴールが見えない毎日で朝も夜もなく働いていました。 プログラミングをするモノづくりは楽しい、でもエンジニアリングよりもITを使ったビジネス手法に注目が集まり、エンジニアとしては技術的チャレンジにフォーカスされないという点に一種のもどかしさを感じていました。

– 僕達エンジニアは”技術”によって誰になにを与えられるのか?
– なんのために”技術”を磨く必要があるのか?

社会人経験を積み始め、迷いが出てきた頃に出会ったのがこの「いいひと。」という漫画でした。「誰よりもロマンチストであり、誰よりもリアリストなエンジニアでありたい」 そういう僕の信念はこの漫画に出会ったことで創られました。

 -印象的なシーン・一説・内容

主人公が「出世させてくれ」と周囲に頼み込むシーン。

主人公の北野優二は「自分の周りの人が幸せが自分の幸せ」というポリシーを持つ新卒社員。とあるランニングシューズをつくった会社に憧れ、見事その会社に入社します。彼は常に困っている人がいると自らの立場を顧みず助けてしまうような人物。そんな主人公が「出世させてください。」と上司や人事に頼み込むエピソードがあります。なんでこんな行動に?と思うのですがこれは「出世すればより多くの人を幸せにできるようになる」という彼の信念に基づく考えからの行動なんです。

「組織とか役職とか関係ない、自分の好きなことさえできればいい」と思ってた当時の僕にとっては新鮮な話でしたね(笑)当時の僕と似たような悩みを抱えている人や自身のあるべき姿やキャリアに迷いがある人がいれば、ぜひ読んでほしい作品ですね。

株式会社マネーフォワード 浅野千尋氏の愛読書『ロボットにつけるクスリ―誤解だらけのコンピュータサイエンス』

■ 推薦者の紹介

moneyfoward_asano.jpg● 愛読カテゴリー
 ・技術専門書
 ・ビジネス書
 ・小説(SF) など
● 読書の頻度
 月1冊未満



2012年に辻庸介氏らと共に株式会社マネーフォワードを設立し、現在取締役CTOを務めています。同社は自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」やビジネス向けクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」の開発・運営を行ない、今話題のFintech領域で注目を浴びています。toC向けのマネーフォワードは、ビジネスパーソンから主婦の方まで幅広く現在約400万人の利用しており、MFクラウドシリーズも国内で50万以上のユーザーがいる人気サービスです。

■ 浅野氏をエンジニアの道へと導いた一冊

book_robot1.jpg● タイトル
ロボットにつけるクスリ―誤解だらけのコンピュータサイエンス
● 著者
星野 力
● カテゴリー
技術専門書


■ 『ロボットにつけるクスリ―誤解だらけのコンピュータサイエンス』オススメポイント

この本は僕が高校生の頃に出会い、コンピューターサイエンスに興味を持つきっかけとなり、人生を変えてくれた存在です。人工知能は全ての情報技術のベースとなっている事がよくわかり、コンピューターサイエンスの発展に寄与してきたことがわかる良本。16年も前の本なので技術的に古い記述も多いですが、概念的には今読んでもワクワクする内容が多く、これからコンピューターサイエンスの世界に入ろうとしている方にはオススメです。

 -印象的なシーン・一説・内容

“自意識”について語られるトピック

「自意識とは何か。」「自意識はコピーできるのか。」というテーマで解説するトピックが非常に面白く、今でもずっと心に残っています。人工知能に関するテーマは、実は哲学と非常に近い領域が多く、「ヒトとは何か」という深い問いまで含まれている事がわかります。より一層コンピューターサイエンスの面白さを感じる事が出来ると思います。

株式会社f4samurai 松野洋希氏の愛読書『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』

■ 推薦者の紹介

f4samurai_matsuno.jpg● 愛読カテゴリー
 ・技術専門書
 ・ビジネス書
 ・小説(現代・推理) など
● 読書の頻度
 月10冊以上



前職の同期3名と株式会社f4samuraiを設立、現在は最高技術責任者として活躍中。スマホ向けゲームの企画開発を行なう同社は複数の人気タイトルを生み出した実績を持ちます。特に、セガが贈る学園バトルRPG『アンジュ・ヴィエルジュ~ガールズバトル~』は、2016年夏TVアニメが放送され、大型アップデートも実施。ユーザー同士がチームを組みサークル対抗で頂点を目指す多人数同時対戦が大きな特徴です。

■ 松野氏が壁にぶち当たったとき突破口となった一冊

book_issue1.jpg● タイトル
イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」
● 著者
安宅 和人
● カテゴリー
技術専門書


■ 『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』オススメポイント

ビジネスマンとして一段レベルアップしたい、と思ったときに読んだ本です。立ち上げた会社が大きくなっていく過程で、目先のタスクに追われ、何が重要で何が重要でないかを見失っていたときに、この本を読んで霧が晴れる思いでした。悩んだ時間の割にアウトプットが出ていないと感じている人、長時間労働に限界を感じている人にオススメです。

 -印象的なシーン・一説・内容

「悩んでいると気づいたら、すぐに休め」。

「10分以上考えても答えが出ないなら、そもそも問題の選び方が間違っている、答えの出ないことは考えてもしかたがない」と著者は言います。「問題の解決策を考え出す前に、そもそもどんな問題を解決しなければいけないのかを考えよ」とはよく言われますが、なかなか実践できません。そこを「悩んだ時点で間違っている」とする判断基準が明快で素晴らしいと思いました。

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