いまさら聞けない‟マテリアルデザイン”の基本

Googleがマテリアルデザインを提唱してからすでに2年。GoogleのサービスやAndroid5(Lollipop)などでお馴染みとなったこのUIですが、基本的な部分は意外に理解していない、という方も多いのでは?

なんとなく見た目を真似しただけでは、マテリアルデザインっぽいもの、フラットデザインっぽいものにしかなりません。その基本的な考えを知っていきましょう。

マテリアルデザインって何? ~誕生までの歴史~

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参考:https://material.google.com/

ひと言で表すなら、マテリアルデザインとは“デザインのガイドライン”。「このルールに従って作ると、デザインや操作感が統一されて、素敵なものになると」とGoogleが教えてくれるものです。

とは言え、一見しただけだとただ平面的な要素が並んでいるだけにしか感じられないかもしれません。そこで、まずはなぜマテリアルデザインが登場したのか、その経緯を見てみましょう。

フラットデザインの誕生まで

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2012年頃まで、多くのソフトウェアデザインは「スキューモフィズム」という考え方によって設計されていました。iOSで言うとバージョン6までです。スキューモフィズムは現実世界のルールをソフトウェアデザインに取り入れて装飾することにより、ユーザーが直感的に理解し、操作できるよう工夫されています。

しかし、Windows8やiOS7の登場によって時代のトレンドは一変します。いわゆる「モダンUI」や「フラットデザイン」の登場です。シンプルかつ統一感のあるデザインは多くの人に受け入れられ、今やソフトウェアデザインのスタンダードになりました。

■フラットデザインの問題点の解決を目指したマテリアルデザイン

フラットデザインには多くのメリットがありますが、一方、ユーザビリティ上の問題点も指摘されていました。以下にその例を記載します。

・立体的な表現がなくなったことで、ユーザーは“どこが押せるのか”“どこに文字が入力できるのか”が直感的にわからない
・シンプルさが裏目となり、見出しや本文、ラベル、ボタンなどの違いがわかりにくい

こうした問題の解決を目指し、誕生したのがマテリアルデザインです。

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マテリアルデザインの3つの概念とは?

 

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