デザイナーの頭の中 クライアントとエンドユーザーの目的を達成するためのデザイン思考

実際にどのようにゴールに到達しているか

では、伝え方を意識して提案をした実例をあげて紹介します。ここでは、内容が把握しやすいよう小規模の案件での打ち合わせを提示します。
【バナー作成】
– 目的
Twitterのアカウントでセルフブランディングをしたい

– 分析
ツイート内容の傾向とフォロワーの傾向をみてキャラクターの方向性を考える。
L ツイート内容:ビジネスむけのTipsのつぶやきが多め(真面目な口調)
L フォロワーの傾向:男女比は五分五分。リプライや質問内容が「ためになった」と、有用性を承認する声が多い。
※好きと目的を混在させない(ただし、なるべくクライアントの意向には添えるように善処する)

– ヒアリングシートの内容
ゆるかわで「好みの色(紫)を使ってほしい」
L ポイント:キャラクターに紫をつかうことで、客観的にその人のイメージになるか。

【打ち合わせの内容例】

3-1

A:「キャラクターはおまかせとのことでしたので、拝見したブログでよくみる猫をモデルにして作成しております。愛らしい猫の雰囲気はB様のイメージにもピッタリですし、すこし難しいTipsをつぶやいても、猫の和やか雰囲気でバランスがとることができ、効果的だと考えています!」

B:「とてもかわいいです…!デザイン案をいただけたおかげで、私もイメージがわいてきました。キャラクターは、ネコちゃんがいいかなと思います。よくネコっぽいと言われるのでコチラの案を希望します!」

3-2

A:「ありがとうございます!では、お色味のご提案なのですが、紫のパターンとその他2パターン作成いたしました。α案は紫はやや甘めのパステルカラーにして、βは知的で落ち着いた印象を与える水色、γは女性のフォロワー様に目につきやすいピンクを基調としています。」

B:「迷いますね。どれも素敵ですが、とくにαとβで悩んでいます。」

A:「なるほど、であればβはいかがでしょう。情報系のツイートという趣旨でアカウントをお使いであれば、青系が企業に好まれる傾向があります。寒色は目にやさしく清潔さや細やかさ、男女ともに安心感を与える印象が強いので、医療機関の制服などにも積極的につかわれています。B様は男女ともに人気がありますのでそういった方向性でいくとより効果的かと思います。」

B:「わかりました!では、今回はβの水色の色味でお願いします。」

– ポイント
・個性をだす(セルフブランディングをする)ために、クライアントの好みや特徴は極力取り入れる。
・そのなかで、目的意識を確認できるかたちで提案をすすめていく。

以上のように、比較することでクライアントもより納得しやすい形で決めることができるようになります。(パターン数は規模にもよりますが、バナーであれば3〜5案が選びやすい傾向があります。)

おわりに

良いもの(コンテンツ)を生み出すためには、目的意識の相互確認をすることです。とは言っても、現場の環境に左右され思い通りに提案ができないこともたくさんあるでしょう。したがって、このデザインの実例を必ずしも現場に全て当てはめる必要はありません。

現場の実例をのぞくことで、あなたの試す手段の参考にすぎないのです。あなたなりに試してうまくいったこと、失敗したことを分析し活かしていくのも経験値をあげる大切な視点です。あなたが一生懸命つくったデザインの思いが、ダイレクトに伝わりますように!

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