明日から誰でもなれる!目指せプロのプログラマ!

動くプログラムを作るということ自体は、プログラマーにとってはそう難しいことではありません。しかし、同じプログラマでも評価が分かれてしまうのはなぜなのでしょう。

プロフェッショナルと評されるプログラマーは、何が違うのでしょうか?数十年のプログラマとしての経験から、筆者の思う“プロの秘訣”をお伝えしたいと思います。

可読性やメンテナンス性が大事

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仕様書に書かれた機能を満たすプログラムを作るだけなら、それほど難しいことではないかもしれません。もちろん要件レベルや最低限のコーディングスキルをによって様々ですが、仕様書の内容が理解できてコーディングできるスキルがあれば問題ありません。また個人で作ったプログラムは、改修が必要になったとしても対応するのは基本的に自分です。他人がコードを読むことはあまりないでしょう。

ところが、ここにプロフェッショナルとの差があるように思います。プロが作ったプログラムは長く使われることが多く、改修が必要になったときに作成した本人が行うとは限りません。作った人が既に退社していたということもよくあります。つまり、他人が読みやすいプログラム、修正しやすいプログラムが求められます。プロが会社の製品としてソフトウェアを作るときには、可読性やメンテナンスしやすいプログラミングが大切です。

コーディングのルールも様々ですので、ここでは記述しませんが、エンジニアであれば誰がみても現状が理解できるプログラミング、つまり後の人のことを考えられたプログラミングができるかどうかが違いではないでしょうか。

プログラミング前にコーディング規約を定める

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可読性やメンテナンス性を高めるために、プログラミングするときに「コーディング規約」というものが用意されます。プログラミングを始める前に、こういうルールで書きましょうと決めた法律のようなものです。コーディング規約では様々なルールが定められています。

まずは変数名や関数名の命名規則があります。プログラマごとに勝手に変数名をつけていたら読みにくくなりますし、同じ内容の変数がいくつも作られたりしてしまいますから名前のつけ方を統一します。また共通関数のルールもあります。複数のプログラマが同じ処理を作っていたら非効率です。共通関数を用意しておいて、効率的に利用できるようにルールを決めておくのです。他にも、読みやすくするためのルール、バグを生みにくくするためのルール、処理速度を上げるためのルールなどが決められます。

■厳しいコーディング規約 MISRA C

コーディング規約はシステム開発ごとに決められることが多いのですが、中には標準化されているコーディング規約もあります。

自動車業界のソフト開発向けに作られたMISRA C は、ルールが厳しいことで知られているC言語向けの規約です。例えば If 文があったときには必ず Else 句をつけなくてはいけません。Else句で何もしなくても記述するのです。これは Else句を書き忘れるという不具合を防ぐためのルールです。

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設定したルールすら全てを網羅するのは難しい?

 

この記事を書いた人:あべっかん

abekkan_L

IT企業の組み込みシステムの部門で主にテスト工程を担当するエンジニア。エンジニア向けの記事やコラムの執筆も行っています。また、四人の子どもの父であり、子育て・教育ブログも書いています。http://abekkan.com/

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