2017年4月から!セキュリティ国家資格「情報処理安全確保支援士」とは

近年はサイバーテロ、ハッキングといった脅威が日本国内でも現実のものとなってきています。しかし、否応なしに高まる情報セキュリティ意識に反比例するように、国、民間を問わず情報セキュリティを担う人材が不足しているのが現状です。

この状況を鑑み、2017年4月から国家資格「情報処理安全確保支援士」制度が開始されます。現状はまだ始まっていない制度ということで、先行きが見えない部分もありますが、今のところ明らかになっている概要について確認しておきましょう。

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「情報処理安全確保支援士」はどんな国家資格?

日本国内の情報セキュリティへのリテラシーは、民官問わず先に述べた脅威に対抗するために十分とはいえません。「情報処理安全確保支援士」は、これから先あらゆる組織の業務上で必要となるそうした情報セキュリティに関する知識、スキル、倫理観を認定するのが目的です。同時に支援士としてのポストを確立することにより、人材の強化もねらっています。また、国としては東京五輪に向け、サイバーテロ対策の一環として3万以上の支援士の育成を目標としているようです。

サイバーセキュリティの資格としては既に現行の「情報セキュリティスペシャリスト試験」などがありますが、情報処理安全確保支援士は国家資格ということで信頼度の高いものになります。それだけに資格名称の無断使用には30万円以下の罰金、資格取り消し処分を設けるなど、運用は非常に厳格です。資格としての格式や国民からの認識を得たい、という意識のあらわれと見ていいでしょう。

同等のスキルを証明するとみなされる民間のサイバーセキュリティ資格を取得している場合、支援士として活躍するためには「経済産業省と情報処理推進機構(IPA)」への登録と、本資格の取得を済まさなければなりません。また、受験費用や資格維持費用の援助も検討されており、企業や組織による積極的なセキュリティ人材育成が期待されています。

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