まるでナイトライダー!?会話機能付きの」自動運転車「Olli」とは

2016/12/14

自動車における技術進歩は進み、以前は画期的であった目的地までのナビゲート機能が付いた端末を搭載した車は、現在では珍しいものではなくなりました。他にも、さまざまなテクノロジーが車に搭載されており、自動車の開発は日進月歩で進んでいるといっていいでしょう。そして車のテクノロジーの融合はついに、人工知能による自動運転を実現しようとしています。

自動運転バス「Olli」が発表されたのです。Olliには自動運転機能だけではなく、ドライバーとの会話機能も搭載されているというのですから驚きです。今回はこのOlliの性能と、自動運転システムの概要について迫ってみたいと思います。

しゃべる車といえば「ナイトライダー」

「会話機能が搭載された車」と聞いて「ナイトライダー」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ナイトライダー世代の方なら、Olliの話題に強く惹かれてしまうのも頷けます。特にエンジニアなら「人間と心が通うマシン」に強い憧れを持つ人もいたのではないでしょうか。「ナイトライダー……?」と頭を傾げてしまう方ももちろんいるでしょう。「ナイトライダー」は1982年からアメリカで放送されていたテレビドラマです。主人公マイケル・ロングは刑事としてある組織を追い詰めますが、返り討ちにあってしあいます。死に向かうマイケルを救ったのは「ナイト財団」でした。マイケルはその後、「マイケル・ナイト」として、悪と戦っていくことになります。

ナイトライダーの人気に火が着いたひとつの要因はマイケルに託されたスーパーカー「ナイト2000」の存在です。シャープなデザインもさることながら、搭載された人工知能「K.I.I.T」によってマイケルと会話し、ときにはマイケルを助けるために無人で走行するなど、もう一人の主人公といってもいい活躍を見せました。

アメリカはもちろん、日本でも放送され大人気となったナイトライダー。Olliにもナイト2000のコンセプトが反映されている……かどうかはわかりませんが、「人とマシンとの交流」という憧れは万国共通なのでしょう。

参考サイト:ナイトライダーとは?

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気になるOlliの性能は?

Olliを製造したのはアメリカのメーカー「Local Motors」です。Local Motorsは正解で初めて3Dプリンターで作られた電気自動車「Strati」で脚光を浴びました。Olliも3Dプリンターによって製造されています。

あくまで平和な運転のために作られたOlliのデザインは、ナイト2000のようにシャープとはいえません。しかし、性能は負けず劣らずといったところ。ナイト2000に搭載されていたK.I.I.Tに代わり、IBMの人工知能「Watson」が搭載されているのです。車載されている30個以上のセンサーで周囲の状況をスキャンし、Watsonの学習機能で安全に走行します。すべてのOlliは人間のオペレーターが管制センターから管理していますので、万が一の事態も防ぐことができるでしょう。専用アプリで呼び出したり、位置情報を把握したりすることもできます。

Olliは最大12人を乗せて走るバスとして活躍する他、走るカフェとして、移動型のミーティングルームとしてなどさまざまな形で活用される予定です。2016年中に走行試験が行われることが決定しています。

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