Yコンビネーターに学ぶ!成功するスタートアップが辿るブレイクスルーまでの軌跡とは【後編】

この記事は、「Yコンビネーターに学ぶ!成功するスタートアップが辿るブレイクスルーまでの軌跡とは【第3部】」の後編です。
 

▼第1部
シリコンバレー最強の起業家養成スクール・Yコンビネーターのイベントでスタートアップの最前線を覗いてきた!

 

 

▼第2部
Yコンビネーターに学ぶ!成功するスタートアップが辿るブレイクスルーまでの軌跡とは【前編】

 

 
前編では、スタートアップの始まり〜資金調達までの流れを、シリコンバレーのスタートアップ・Gobbleの例をとってお伝えしました。華々しい資金調達の後、苦しい時期が続いた彼女たちは、うまくいかない時期をどうやって乗り越えたのでしょうか。

 

自分の直感と向き合う

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事業のピボットをしたことで、売り上げは上がったものの、当初掲げたミッション「忙しい人に手料理を届ける」ことから離れてしまっていたGobble。ここでOoshma氏は自分の直感と深く向き合ったといいます。そして、考えに考え抜いた結果、自分の本当のミッションに沿った新しいアイデアを思いつきます。

netflixやpandraがパーソナライゼーションされたコンテンツを提供している時代なのに、食卓にはまだそのテクノロジーが活かされていない。過去の注文や、好みが似てる人の注文から毎日何を食べるべきかを提案してくれる未来が訪れたらどうだろうか、と。

ようやく見えてきた成長の兆し?

このアイディアを形にしたことで、結果はすぐに数字になって現れました。なんと過去のビジネスモデルと比べて5倍の利益を生み出したのです!今度こそ、シードラウンドの次の資金調達フェーズ、シリーズAに上がれると皆が信じていました。しかし、これはぬか喜びに終わります

競合の影響とタイミングの問題で資金調達に失敗。それだけではなく、資金は既に尽きかけようとしていました。雨漏りのするオフィスで資金繰りに喘ぐという最大のピンチを迎えます。

前編の冒頭でもお伝えした、「スタートアップの成長曲線」でいうところのぬか喜びのフェーズですね。ツイッターでも共感の声がみられました。起業して成功するというのは、なかなか一筋縄ではいきません。

救世主・Yコンビネーター

このとき、Ooshma氏はYコンビネーターに応募してみたら?と声をかけられます。最初は、シードラウンドでの資金調達も成功しているし、起業してもう2年も経っているのに、今更アクセラレーターなんかに頼れるわけがないと思ったそうです。

しかし、背に腹は代えられません。従業員への給与の支払い、顧客からの注文、これらは待ってはくれないのです。生き残るにはエゴは捨てるしかないということで、Ooshma氏はYコンビネーターに応募することにしました。(Yコンビネーターの仕組みについては既に「最強の起業家養成スクールYコンビネーターのイベントでスタートアップの最前線を覗いてきた!」で説明していますので、ぜひご覧ください。)プログラムに参加したことで、投資を受けることができ、Gobbleはなんとか一命を取り留めるのでした。

原点に戻ること、顧客の声をきくこと、本当のミッションに気づくこと

Yコンビネーターのプログラムに参加し、Ooshma氏は原点に戻ることにしました。毎週、顧客に直接会いに行って話を聞いたそうです。

ここで非常に重要なのが、顧客に会いに行くことで、「自分たちが何をしているのか」ということだけでなく、「何故やっているのか」が分かったことです。Ooshma氏自身、「忙しいひとに手料理を届ける」ことががミッションだと思っていましたが、それはただの「プロダクトのスペック」だったことに気づいたのです。それは文字通り「何をやっているか?」という問いに対する答えでしかありません。実際に顧客の元に足を運び、食材が届けられた時の顧客の反応を見て、Ooshma氏は、「食を通して愛を育む」ことこそが、Gobbleの本当のミッションだということに気づきました。

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そして、ひとたびミッションの真意に気づいたとき、すべてが上手く運び出したのです。

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