Yコンビネーターに学ぶ!成功するスタートアップが辿るブレイクスルーまでの軌跡とは【後編】

ミッションを共有できる仲間と辿り着いたThe Promised Land

Ambition is very singular. Mission is shared.

“野心を軸に採用した従業員は、事業が苦しい時には去っていってしまう。でもミッションを共有できる仲間は、長い苦楽を共にしてくれる。”

Ooshma氏は、一番苦しかった時期に、このミッションを共有できたことでみんなで前に進めたといいます。

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前編の冒頭でお伝えしたように、成功するスタートアップは必ずこのような成長曲線を描くと言われています。この大きく谷間になっている箇所がThe Promised Landと言われ、ここを越えると加速度的な成長が待っている、スタートアップの成功の鍵を握る分岐点です。

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Gobbleも、アイディアの発見、プロダクト作り、検証、資金調達、事業のピボット、資金繰りの危機、様々なフェーズを経てついに仲間と共にThe Promised Landに到達しました。

Gobbleはどうやってこの谷間を抜けだしたのでしょうか。

■これだ!と思うアイデアに全てをかけた

顧客に直接会いに行って、食卓の様子を見てみると、ご飯を作るということにひどく時間がかかっていることに気づいたOoshma氏は、社内のチーフシェフに「もっと早く作れないものなのか」と相談してみました。そこで、フランスの料理用語 “Mise en place” という言葉を知ります。

“Mise en place” とは、全てを下ごしらえしておく、料理に必要な全てをあるべき状態でセットしておく、という意味だそうです。実際、レストランの厨房では、野菜や下準備が必要な全てのものを事前に準備し、オーダーが入ってからの調理に必要な時間を削減しています。

これは素晴らしいアイディアだ!ピンときたOoshma氏は、まずは、小さなプロトタイプを作り、実際に顧客に試してもらいました。かなりの好感触を得たGobbleは全てのビジネスモデルをこの、”10分以内に調理が完了する食材キット“に転換しました。

顧客に会い続けたこと、そして彼女自身が「できるだけ時間を節約しながら、手料理を楽しみたい」という自分ごとの課題感を持っていたからこそ、たどり着けたアイディアといえるでしょう。

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ご飯を作りたい人、作ってもらいたい人を結びつけるマーケットプレースからスタートし、ケータリング、ディナーのパーソナライゼーション、そして、10分以内に調理が完了する食材キットへと事業のピボットを何度も繰り返し、GobbleはようやくシリーズAで資金調達に成功。サービスは現在アメリカ国内の7つの州で提供され、今後も地域の拡大を狙っています。

まとめ:成功するスタートアップの秘訣はGRITとミッション

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Gobbleのストーリーの軸に置かれていたのは、絶対に止まらないという事と、ミッションを大事にしたということ。彼女の堂々と話す姿からは、このサービスにかける情熱がひしひしと伝わってきました。ビジネスをやっていく上で、ビジネスモデルやマーケティング、テクニカルなことは当然大切ですが、最終的に人を動かし、物事を推し進めるには、自分たちが一度決めたことはやり抜くこと。そしてやり抜くために、自分が大切にできるミッションが軸として存在するかどうか、という点が大切だということが分かる素晴らしいプレゼンテーションでした。

・ 始まりは自分の課題の解決から
・ 検証/ピボットを繰り返す
・ 本当のミッションを軸に行動する
・ 一度決めたことはやり抜く

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実際のスタートアップの成功例を挙げて、起業〜資金調達〜グロースまでの道のりを辿ってみましたが、いかがでしたでしょうか?
これから起業を考えている方、スタートアップで既に働いている方で、「なかなかうまく行かないぞ」という方は、ぜひ「自分たちのミッションはなんなのか?」ということをもう一度考えてみてください。前進のヒントになれば幸いです。

 

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