[GEEK図鑑]特定の環境に依存しないインフラエンジニア

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GEEK図鑑 vol.16

【分類】インフラエンジニア
【進化】システムサポートエンジニア → サーバーエンジニア → インフラ基盤エンジニア
【好物】動物全般(特にヘビ)、グル〜ミ〜、ガジェット
【血液型】B型
【星座】みずがめ座
【強み】特定の環境に依存しないインフラ構築
【興味のある技術】Dockerなどのコンテナ技術、HashiCorp社のツール群
【今後の目標】アプリ開発業務に関する更なる理解

インフラ基盤からシステム基盤まで、上流工程から運用まで一貫した知識と経験を持つN.Aさん。フリーランスになってからも仕事の幅をどんどん広げていき、以前のプロジェクトではリーダー的な存在としてメンバーから頼られていました。サービスを支え続けるインフラエンジニアの仕事の魅力ややりがいについてお話を伺いました。

まずは、普段持ち歩いているカバンの中身からご紹介します。

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移動中や外出先の読書はKindleで。中には『オープンソース・クラウド基盤 OpenStack入門』や『Chef活用ガイド』などが入っており、どこでも技術書を読むことができます。続いて、『ダイオウグソクムシ』のiPhoneケース。ニコニコ超会議3で話題になったこのiPhoneケースのおかげで、初対面の人にすぐに名前と顔を覚えてもらえるようになりました。この他には、個人のスマートフォンとは別に、障害時対応用にAndroid端末も持ち歩くようにしています。

自分に合った働き方を見つける

IT業界で働き始めた頃はシステムサポート関連の業務からスタート。目の前の仕事をこなしていくうちに、徐々にサーバの設計・構築の業務にシフトし、いつの間にかインフラ周り全般を担当するようになりました。フリーランスになる前は会社員として働いていましたが、業務の成果や個人の技術力に関係のない社内政治によって、プロジェクトの方向性が左右されたり、会社から評価されたりすることに嫌気がさしていました。そんな時、知り合いに勧められ働き方がフリーランス。2008年に独立し、現在に至ります。

「メーカー系SierやWeb系企業が持つ文化や風土など、ある程度どんな環境にも馴染むことはできるのですが、業務とは全く関係のない理不尽な出来事には耐えられないですね。まずは軽い気持ちでフリーランスになってみましたが、自分の裁量で働くことができ、自分次第で仕事の幅を広げることができるようになったことから、意外にも自分に合った働き方であると感じています。フリーランスになると仕事探しから保険の手続きまで、全て自分でやらなくてはなりません。慣れるまでは大変でしたが、本当に自分がやりたい仕事を選べたり、やりたい方向に最短距離で進んでいけるようになりました。」

無理な要望にも、なんとか応えたい

サービスの根幹を支えるインフラエンジニアの仕事。大規模ソーシャルゲームのプロジェクトに参画した際には、サーバーが1000台規模のシステム基盤の設計・運用を経験していますが、イベントの開催などトラフィック量が急増した場合にも、トラブルが生じることなく安定稼働していた時は、大きな満足感や達成感を得ることができました。

また、実際に自分達が構築したサーバーを使うのはアプリケーションチームのメンバーであることが多いため、インフラチームにおけるユーザーはとても身近なところに存在しています。お互いエンジニア同士ということから、タイトな納期や厳しい要求を受けることがありますが、その依頼に応えられるような仕事をすることもインフラエンジニアの醍醐味。身近な人から頼りにされ、感謝されることで、日々のやりがいを感じています。

「無理な要望に対しても、なんとか対応しきれたその瞬間はとても嬉しいです。どんどん新しい開発技術が生まれてきているので、インフラチームも積極的に最新の技術・知識を吸収していく必要がありますね。最近では、Dockerをはじめとするコンテナ技術や、ATLASやConsulなど、HashiCorp社が提供している運用や開発環境に関するツール群に注目しています。」

利用可能な範囲内で、できる限りのことをする

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N.Aさんの強みは、特定の技術や環境に依存せずにインフラを構築すること。これまでに、インターネットが繋がっておらず、テキストエディタがViのみに制限されているような状況下で作業した経験があります。セキュリティが厳しい現場では、私物の持ち込みや持ち出しが制限され、入館・退館時に手荷物検査を実施しているところもありました。支給される作業用端末もMacなのかWindowsなのか、現場によって異なります。データセンターで、目の前にキーボードとディスプレイのコンソールだけが置かれ、あとはサーバーに繋ぐような現場に遭遇すると、そこに入っているものを使って作業するしかありません。

このような経験から、得意なOSやツールがないと作業ができないという状態は作らないようにし、利用可能な範囲内でできる限りのことをするように心がけてきました。そのうえで、利用できるツールがあれば積極的に活用し、業務の効率化を図るようにしています。

「今みたいにスマートフォンが普及する前、インターネットが使えなかった現場では、知りたい情報をすぐに検索できる手段がありませんでした。困った時には、会社にいる人に調査内容だけを伝えて、調べてもらったことをプリントアウトして持ってきてもらったことがあります。何かトラブルが発生した際にも解決策を調べようがないので、トライアンドエラーで色々試すしかありませんでした。」

大切なのは人脈と、固定概念を持たないこと

フリーランスになってからは、海外で活躍している知り合いとオフショア開発に関する情報交換をしたり、サーバサイドエンジニアのメンバーから仕事の相談に乗ったり、人との繋がりを大切にしています。リーマンショックの影響で案件が少なくなった時期にも、一緒に仕事をしたことがある人から声をかけてもらい、次の案件が決まることがありました。

また、固定概念を持たないことも意識しています。自分なりの流儀に沿って仕事を進めてしまうと、現場やプロジェクトによっては今までのやり方が通用しないこともあります。エンジニアとしての経験値が増えるにつれて、発想が固くなることを危惧していることから、仕事では柔軟性を持って取り組むようにしています。

「新しい課題に直面したら、できない理由を探すのではなく、まずは物事の進め方を考えてから判断するようにしています。今は完全に業務範囲がインフラ分野だけに絞られていますが、今後はもっとアプリ開発に関しても理解を深めていき、必要なインフラ構成を作れるようになりたいと考えています。全体像を把握できるような視点を持ち、最適な選択ができるエンジニアを目指していきたいです。」

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geechsマガジン記者手記

特定の分野に精通するのではなく、環境に依存しないスキル・知識を身につけることの大切さや、課題解決に向けた柔軟な発想・対応能力の重要性を教えていただきました。ユーザーの要望に応えたいという想いが、インフラエンジニアとしての価値をさらに高めていくことでしょう。N.Aさん、取材撮影にご協力いただき、本当にありがとうございました!

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