エンジニアリング+αで生き残る。コミュニティ活動で掴んだ大きなビジネスチャンス

IT業界では毎日どこかで様々な勉強会・交流会が開催されています。特に、移り変わりの速い技術を扱うエンジニアの勉強会コミュニティはとても活発です。エンジニアを対象とした技術勉強会は、あらゆる企業や団体から集まった有志の個人が集まり、主催しているものも数多くあります。

いわゆる“課外活動”とも言えるコミュニティの活動を、そのド真ん中にいる運営者たちはどのように考えているのでしょうか。企業とコミュニティ、ふたつの場所で生きるエンジニアから新しいエンジニアの歩み方のヒントを得られないか、コミュニティ運営者にインタビューしてみました。

毎月200名以上を集客する技術イベントコミュニティの主催者とは

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■主催者:菅原のびすけ氏(株式会社LIG)

今回お話を伺ったのは、上野のWeb制作会社LIGに所属するエンジニア菅原のびすけ氏。ソフトウェアとの出会いは高校生の頃だったそう。そこから面白さに見せられ、プログラミングやソフトウェアについて学べる岩手の大学へ進学しました。他にはないオウンドメディアの運営で話題だったLIGに興味を持ち、エンジニアとして入社することになります。
LIGが運営するオウンドメディア「LIGブログ」

■業界初のIoT縛りのLT大会『IoTLT』

のびすけ氏が主催するIoTLTは昨年2015年の2月に立ち上げられました。毎回登壇した方のLT内容やレベル感も違いますが、参加者も初心者から玄人まで、Webエンジニアからハードエンジニアまで、と様々な業界から集まっています。

IoTがホットワードということもあり、IoTLTのコミュニティは大きく拡大。東京に限らず大阪や福岡などの地方でも開催され、connpassのページ登録者は2016年5月時点で2500名を超えるという人気ぶりです。

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▲昨年6月に21cafeで開催されたIoTLTの様子。このタイミングで参加者が100名を超える。

上京してゼロからのスタート。イベントで人脈を作りたかった。

のびすけ氏は大学時代を岩手県で過ごしますが、そこでソフトウェア領域の事業を展開する企業の立ち上げに携わります。行政とタッグを組みながらソフトウェア分野を盛り上げるため積極的に活動をしていました。そのこともあり、岩手県ではある程度の人脈があったといいます。しかし2014年に就職をきっかけに上京し、今まで築いてきた人脈などはすべてリセットになります。

「東京でまたゼロからはじめようという気持ちでした。東京での人脈作りのために技術イベントに参加するようになりました。ただ参加者としてイベントに顔を出すのではなく、積極的に登壇したり運営に携わったりしましたね。そのほうが参加者の方から声をかけて下さるので、人脈をつくりやすいです。」(のびすけ氏)

狙い通りにのびすけ氏は東京でもエンジニア界隈でのネットワークを形成していきます。

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IoTLTの誕生。はじまりは自分発信じゃなかった

イベント運営に携わるうちにのびすけ氏自身が主催するイベントも開催するようになりました。IoTLTはそのうちのひとつ。のびすけ氏はクリエイター向けシェアハウス“TOLABL”に住んでいますが、TOLABLを運営するリレーションズの土屋氏からの相談がきっかけでした。

「リレーションズのエンジニアを外部露出させたいと思っているが、一緒に企画できないかと相談を受けたんです。そこでリレーションズの強みや話題性からIoTをネタにした勉強会を提案しました。IoTLTもそうなんですが、それ以外の主催の勉強会も自分から発信したものじゃないんですよね。誰かに声をかけられて始めたものばかり。」(のびすけ氏)

外部要因でスタートしたからか、IoTLTをはじめた当時はリレーションズの目的を考えると継続して開催すべきだとは考えてはいたものの、「この勉強会を軸にしたコミュニティを形成していこう」という感覚はなかったようです。

しかし回を重ねるごとに想像以上に参加者が増え、さらにこの勉強会を楽しみにしてくれる声をもらうようになると、のびすけ氏のIoTLTに対する気持ちも変化していきました。

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