「いいモノづくりとは何だろう?」コミュニティ活動を通して発見したエンジニアのあり方

IT業界では毎日どこかで様々な勉強会・交流会が開催されています。特に、移り変わりの速い技術を扱うエンジニアの勉強会コミュニティはとても活発です。エンジニアを対象とした技術勉強会は、あらゆる企業や団体から集まった有志の個人が集まり、主催しているものも数多くあります。

いわゆる“課外活動”とも言えるコミュニティの活動を、そのド真ん中にいる運営者たちはどのように考えているのでしょうか。企業とコミュニティ、ふたつの場所で生きるエンジニアから新しいエンジニアの歩み方のヒントを得られないか、コミュニティ運営者にインタビューしてみました。

初回から250名を集めた「HR×テクノロジー勉強会」の主催者とは

20160916_3

■主催者:大谷 祐司氏(株式会社インテリジェンス)

今回お話を伺ったのは、株式会社インテリジェンス Technology Lab.で技術責任者を務める大谷 祐司氏。エンジニアが全くいなかった同社で、「技術のインテリジェンスを創る」を掲げ、現在60名以上の技術組織を作り上げました。学生時代はバンド活動に熱中し、新卒でシステムエンジニアとしてSIerに入社するまで、プログラミングとは無縁だったそうです。

■HR×テクノロジーで業界をリードする企業の事例が聞ける「HR×テクノロジー勉強会」

大谷氏が主催するHR業界に興味がある方、サービスの開発や運用に関わっている方など、幅広い方が対象の勉強会。2016年4月に初回が開催され、過去2回の開催で既に400名近くが参加する人気のイベントとなっています。開発の裏側から事業戦略まで注目の企業のリアルな声をきくことが出来るのが人気の理由です。

個人で作ったサービスが売れた!エンジニアの仕事の楽しさに気づいた瞬間

もともとエンジニアを志していたわけではないという大谷氏。就職活動のときに、ハンバーガー屋、パチンコ屋、SIerから内定をもらい、ご両親の勧めもあり選んだのがSlerでした。仕事をこなす日々を過ごし、3年目を迎えた頃、そんな毎日に転機が訪れます。当時業務で扱っていたJavaの機能を使い、あらゆるWebの動作を自動化できるシステムを個人で開発。それをネットに公開したところ、ある企業から「このシステムを買いたい」と連絡がきたのです。これにより、その企業は競合優位性を得ることができました。

「仕事を言われたものをプログラミングで再現するだけだと感じていたころは、エンジニアの仕事を楽しいと思えませんでした。でも、自分で考えて創り出したものが世の中でバリューを発揮できると気付いたときに、この仕事の楽しさにも気付くことができました。」(大谷氏)

その後、大手ベンチャー企業へ転職。新規事業立ち上げの専門部署で、事業企画や実行を経験したのち、とあるインターネット広告会社の一人目のエンジニアとして入社します。

「 インターネット会社でしたが、当時はいわゆる営業会社。営業マンが400人いるなか、エンジニアが1人もいませんでした。これはすごくチャンスだと思ったんです。もともと私は“出来ることで勝負したくない、勝てるフィールドでしか勝負しなくなると成長が止まる” と思っているんです。挑戦し続ける姿勢でいたいというのは、私の人生のテーマです。」

次のページ:
コミュニティーが気づかせてくれた、スピードより大切なこととは?

 

関連する記事

facebook

案件情報や最新記事をお届けします。
ぜひチェックしてみてください。