いまさら聞けない“スクラム開発”ってどんなもの?

どんな役割の人がいるの?

20160208_3

スクラム開発の概要がつかめたところで、この開発手法で必要となる各メンバーの役割を見ていきたいと思います。具体的には、「プロダクトオーナー」「スクラムマスター」「開発メンバー」という3つの役割があります。

■プロダクトオーナー

作成するプロダクトの責任者です。「どのような機能が必要だ」、「この機能は優先順位が高い」といったプロダクトのビジョンを考えます。そして、それを他のメンバーに共有・説明することで実際に開発を進めてもらうのです。プロダクトオーナー自身は開発を行わず、
プロジェクトのスケジュールや予算の管理をします。

■スクラムマスター

プロジェクトを円滑に進めるための“調整役”のようなポジションです。スクラムのルールや進め方をプロダクトオーナー・開発メンバーに説明し、効果的な実践を促します。また、プロダクトオーナーや外部メンバーからの無理な要望から開発メンバーを守ったり、タスクを調整して特定のメンバーに負荷がかかりすぎないようにしたりします。スクラムマスターは専任の場合もありますし、開発メンバーとの兼任の場合もあります。

■開発メンバー

実際に開発を行うメンバーです。すべてのメンバーは、設計、ドキュメント作成、コーディング、テスト、運用といったひととおりのスキルを持っていることが求められ、「○○の分野しかやらない・出来ない」といったことは望ましくありません。もし苦手分野がある場合でも、作業を融通し合いながら全てのメンバーが全ての仕事を出来るようになることを目指します。また、メンバーはみな平等であり、役職や年齢による上下関係はありません。

スプリントの流れ

スクラム開発では、開発の1つの期間単位のことを“スプリント”と言い、以下の図のようなサイクルで開発が行われていきます。

※『スプリント(sprint)』:
陸上・水上競技やスピードスケートなどにおける短距離競走が語源。開発における1つの期間単位が短いことに由来している。

20160208_4

これだけでは分かりづらいと思うので、各イベントの詳細をご説明しましょう!

■バックログを作る

バックログとは、プロダクトへの要望をまとめたリストのことです。プロダクトオーナーによって作成されることもありますし、開発メンバーからの意見が反映されることもあります。リストの各タスクは、優先順位に基づいて定期的に並べかえられます。

■スプリントプランニングミーティング

スプリントを始めるにあたって、スプリントプランニングミーティングが開催されます。このミーティングでは、バックログの内容を元に、スプリント内で「何を作るのか」、「どれくらい作るのか」を決定します。バックログごとに工数の見積もりを行い、それぞれの作業を各メンバーに割り振ります。

■デイリースクラム

チームの状況を共有するためのミーティングです。毎朝行うため、“朝会”とも呼ばれます。5~15分程度の時間で、昨日やったことや今日やること、そして起こっている問題などを報告します。

■スプリントレビュー

スプリントの最終日には、プロダクトオーナーが成果物を確認する場を設けます。これをスプリントレビューと言います。スプリントレビュー内では、必ず動くアプリケーションを使って確認することが重要で、画面キャプチャや文書などで代用してはいけません。

■スプリントレトロスペクティブ

同様にスプリントの最終日には、スプリントを振り返ることを目的としたスプリントレトロスペクティブを開催します。このミーティングでは、スプリントで良かった点や改善すべき点、そしてその要因と改善策などを各メンバーで議論し合い、次回のスプリントに活かせるようにします。

※レトロスペクティブ(retrospective)
和訳すると振り返り

おわりに

スクラムはサービスの開発スピードを高め、なおかつ変化に強い柔軟さも得ることの出来る手法です。興味を持たれた方は、ぜひ開発の現場にスクラムの導入を検討してみてはいかがでしょうか?今回は、基礎についてお話しましたが、次回はさらに詳しくスクラム開発を解説していきます!お楽しみに。


最新情報はFacebook/Twitterをフォロー!


この記事を書いた人

ぞの

Webアプリケーションエンジニアとして様々な現場に参画し、多種多様な言語を習得。 エンジニアとしての強みは汎用性の高さと、メンバーとコミュニケーションを取り合いながら円滑に案件を進められること。 趣味は音楽と将棋。Ruby愛好家。

関連する記事

facebook

案件情報や最新記事をお届けします。
ぜひチェックしてみてください。

geechs

ChatBot

《1分で登録できる!》
Facebook Messengerを使って
最新記事を受け取れます。

利用する