【LINE BOT AWARDSレポ】賞金1000万を獲得したグランプリは、手助けを求める人とサポートをしたい人をつなぐ「&HAND」

2017/03/28

3月18日(土)、LINEのchatbot開発促進を目的とするアワード「LINE BOT AWARDS」のファイナルステージと表彰式が開催されました。最終審査に残った24チームが、グランプリの賞金1000万円を賭けプレゼン!盛り上がった当日の様子をレポートします!

LINE BOT AWARDSとは

LINE株式会社が主催するアワード。昨年11月に開催が発表され、締め切りである2月28日に至るまでになんと815作品がエントリー。エントリー受付中には東京・大阪でハッカソンも行われ、多いに注目を集めました。結果学生・社会人、個人・法人、また国内外問わず様々な属性の開発チームからの応募がありました。
それらの中から「お役立ち度、ユーザーからの支持、LINEらしさ、インパクト、サービスの継続性」の観点から審査が行われ、最終審査対象として勝ち残ったのは24作品。ファイナルステージでは、ファイナリスト24チームのプレゼンテーションでグランプリが決定します。

惜しくも最終選考にこぼれたチームたちのLT大会

ファイナルステージの前に、最終選考からは漏れたものの審査員たちが推薦する8チームによるLT大会が実施されました。

「単純作業も“妹とのコミュニケーション”を媒介すると潤いのあるものになる!」というコンセプトが面白い『いもうとBot』や、すでに企業として取り組みを始めているIoTハウスとchatbot連携させた『IntelligentHome』など、あらゆる視点からchatbotの新たな可能性を探る作品ばかり。クオリティの高さに、この後に続くファイナルステージのプレゼンにも期待が高まります。

■ LT発表者一覧

・いもうとBot/いもうとBOT開発チーム
・LINE x IntelligentHome /チームCDI  
・おとみどりちゃん/TeamSM
・Weather Imouto/Weather Imouto
・「ココくん&ナツコ」とチャットで、航空券を一括検索! /スカイスキャナージャパン
・Spice-Shelf/松村 悠
・TechStylist/TeamKAMI 株式会社ベアシーズ 
・母ロボ/自由なくりえいたーず

グランプリをかけた決勝プレゼンの行方

最終プレゼンは3時間をかけて24チームが発表。最優秀賞1000万円を賭けた熱のこもったプレゼンに、審査員からも次々と質問が飛び交い、濃密な時間となりました。

■ 豪華な審査員の面々

今回の審査員は、審査基準に従い各領域で専門性を持った方々が務めます。5つの審査項目から、マイクロソフト賞を始めスタートアップ部門賞、ローカライズ部門賞などの部門賞と、グランプリを決定します。

・藤井 涼氏/ CNET Japan 編集記者
・及川 卓也氏/ Increments株式会社 プロダクトマネージャー
・栄藤 稔氏/NTTドコモ 執行役員 イノベーション統括部長
・八子 知礼氏/株式会社ウフル 専務執行役員 IoTイノベーションセンター所長 兼 エグゼクティブコンサルタント
・山田 胡瓜氏/漫画家
・伊藤 かつら氏 / 日本マイクロソフト 執行役員 デベロッパーエバンジェリズム統括本部長
・池邉 智洋/LINE株式会社 上級執行役員 サービス開発担当
・田端 信太郎/LINE株式会社 上級執行役員 コーポレートビジネス担当
・松野 徳大/LINE株式会社 開発3センター サービス開発1室
・西村 真里子氏/株式会社HEART CATCH代表取締役、プロデューサー

部門賞を獲得した10チームを一挙に

■ マイクロソフト賞/NAVITIME

特別協賛パートナー賞であるマイクロソフト賞を受賞したのは、株式会社ナビタイムジャパンによるNAVITIME。乗換案内をチャット感覚で使うことができます。日常生活に密着した乗換案内を、同じく多くの人が日常的に使うLINEのBotで行うことは、お役立ち度としては大変高いのではないでしょうか?ナビタイムジャパン社は、賞金100万円を獲得しました。

参考URL:http://bot.navitime.co.jp/

■ 学生部門賞/mitchy

mitchy(ミッチー)は、東京大学大学院生たちによるチームALが制作したもの。授業中に手を上げて発言することは勇気のいることです。mitchyでは、botによる匿名チャットルームで、先生宛の質問や生徒同士の教えあいを活性化させます。教室の新たな姿を提案するようなプレゼンでした。学生部門賞賞金は、100万円でした。

■ スタートアップ部門賞/EncodeRing

スタートアップ部門賞を受賞したのは、EncodeRing株式会社。「音をアクセサリーにする」というアイディアが新しいEncodeRing(エンコードリング)。具体的には、声や音楽といった音を読み取り、その音の波形を利用したオリジナルアクセサリーが作れるサービスです。LINEのchatbotをつかって、ボイスメッセージで音声を送信し、デザイン・購入することが可能です。

参考URL:http://encodering.com/aboutus/linenew/

■ ローカライズ部門賞/NgampusBareng

NgampusBarengはインドネシアからエントリーしたTeman Jalan制作作品。インドネシアにおける深刻な交通渋滞を解決することを目的にしたもので、学生向けにバイクのドライバーと移動したいと考えている依頼者をマッチングさせるサービスです。すでに導入したキャンパスもあるよう。ターゲットの学生とLINEのプラットフォームがマッチしたことにより、普及が進んだようです。

■ ライフスタイル部門賞/ヤマト運輸

ライフスタイル賞は、ヤマト運輸に送られました。荷物の再配達手続きや問合せなどをbotによって、より手軽に行えるようにするというもの。機能面だけでなく“コミュニケーション”面にも工夫があります。これまで機械的だった対話から脱し、他社のスタンプを使うと「塩対応」になったり、語尾に「にゃ」がついたり、と会話自体を楽しめるようになっています。プレゼン時にはお馴染みのクロネコくんも応援に駆けつけました。

■ ゲーム部門賞/OneNightWerewolf Bot

チーム451Lab制作のワンナイト人狼BOTは、botがボードゲーム人狼のゲームマスターを担ってれるというもの。個別トークとグループトークを行き来しながら進行をしていきます。これにより、離れている友達とも人狼を楽しめ、かつゲームマスターを決める必要がなくなります。

■ IoT/Beacon部門賞/雪山bot

スキー場の「会えないを解決し、会いたいを叶える」という雪山bot。制作はPizayanzです。スキーを楽しんでいるときに、ゲレンデで一緒に来た仲間とはぐれてしまうことは度々あります。そんな時雪山Botを使えばスマホを操作しなくても、居場所を伝え合うことができます。
参加者の集うLINEグループに雪山botを参加させると、リフト乗り場を通過した際、そこに設置された LINE Beaconと反応し居所を通知してくれます。同様の「会いたくても会えない」場所でも機能を発揮しそうですね。

■ グループトーク部門賞/Checkun

CheckunはTeam Checkunによるグループ旅行やイベント時の割り勘清算を助けてくれるbot。まずはグループチャットにCheckunのbotを参加させます。そこに支払い内容を登録すると、Checkunがまるで清算係のようにふるまってくれるのです。「清算係が作業のために使っていた時間を仲間と同じように楽しむ時間にしてほしい」という想いから生まれたこのサービス。友人同士の旅行をさらに楽しいものにしてくれそうです。

■ 対話エンジン部門賞/botnoi

タイからのエントリーであるbotnoiは友だちのようなフレンドリーな対話が可能なbotです。それはまるで「ドラえもん」のよう。すでに約35万人の友だちがおり、タイ語、英語、ネパール語、中国語の4カ国語に対応しています。対話だけでなくアンケート機能などもあります。

■ GEEK部門賞/シャクレ

GEEK部門賞はシャクレ製作委員会の、イベントなどで写真を共有する事に特化したbot『シャクレ』。イベント中に、登壇者のスライドの内容が見えず写真が取りたい、記録に残すために写真が取りたいという場合は少なくないでしょう。そういった悩みを解決するのがシャクレです。LINE Beaconが設置された会場で、このアカウントに対して写真を投稿したり、管理者がスライドなどの写真を送信したりすると、会場内の人にLINEにて写真が共有されます。これにより参加者は登壇内容に集中することができます。

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グランプリを獲得したチームとは…!
そしてgeechs magazine賞は…?!

 

この記事を書いた人

はぎー

geechsマガジンのエディター・ライターと、ITエンジニア向け無料イベントスペース『21cafe(ニイイチカフェ)』の管理人を兼務。イベントレポート・インタビュー記事を中心に執筆中。女性アイドルが大好きで、特にハロー!プロジェクトに心酔している。

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