メディアが語る!取り上げられる秘訣とは?DevRel勉強会レポ

エヴァンジェリスト、DevRel(デブレル)活動を行っている方が集まり、知見の共有や情報交換をする勉強会『DevRel Meetup in Tokyo #18』が21cafeで開催されました。

今回のテーマは『メディア』。DevRel活動の中で、オンラインメディア向けに記事を執筆したり、書籍を出版したりすることがよくあります。どのように発信すれば情報が取り上げられやすいのか、メディアとの上手な付き合い方を学ぶことで、DevRelの幅を広げることができます。メディアの中の人によるLTとディスカッションが行われました。

コミュニティとテクノロジーとメディア

■馮 富久氏技術評論社

雑誌、Web、イベント、電子出版と様々な媒体を経験してきた馮氏。インターネットが普及してきた1990年代後半から現在までの時代の流れを追いながらテクノロジー・メディア・コミュニケーションの変化についての解説しました。

ITやWebの進化により、メディアが読者に対して情報発信していたものが、現在ではメディアは読者に向けてだけではなく、情報を広げ伝えるヒトやモノや、情報をまとめるヒトやモノに向けて発信するようになりました。さらに、これにより、何次情報かわからない情報が増えてきました。情報量が増えたからこそ情報に関する感度を高める必要があります。

1999年代後半からは、オープンソースソフトウェアを中心に、技術の進化・サービスの拡充・ビジネス市場の拡大が実現。ソフトウェアとともに成長したものがコミュニティであり、これから先の情報産業でもコミュニティの必要性はますます高まるでしょう。

営利目的の技術系メディア・イベントはどのように作られているのか?

■近藤 佑⼦氏CodeZine

編集者の仕事は、日々ニュースのネタを探したり、記者発表会参加やインタビューをしたり、広告タイアップの対応をすること。記事のネタは、イベントで会った方からの情報やイベントでの発表、企業広報からの提案などで探します。

まずは、広告について。無料で読めるwebメディアは広告収入によってサイト運営をしています。広告は、ブランディング・採用・イベント集客など様々な目的があるかと思います。目的に合わせて広告の種類を選定しましょう。ツールやプラットフォームの訴求は広告案件になりますが、あるプロダクトの開発事例で記事を出す場合、作り⽅が先進的なもの、もしくはヒットプロダクトですと編集記事になる可能性もあります。 編集部の人員が少ないとインタビューより寄稿の⽅がありがたい場合が多いです。

続いてDevelopers Summit(デブサミ)についてのお話。デブサミとは技術者コミュニティとの連携から⽣まれた日本最大級の総合ITカンファレンスです。入場料は無料で、スポンサー費でまかなっているので構造はメディアと同じです。スポンサーセッションと公募セッションは半々の割合です。

DevRelと技術メディア編集者はきっと同じ方向を見ているはずです。メディアを活用しDevRelをブーストしていきましょう!

技術系メディアに取り上げられるたった3つの方法

■鈴木 教之氏Think IT

メディアを巻き込み、製品やサービスを知ってもらうにはどうすればよいのか、効果的な情報発信のヒントを紹介。まずはメディアの特性・サイト形態の種類・編集と記者の違いなどメディアに関する基礎知識について、それを踏まえて取り上げられる3つの方法について解説。

1.ニュースや記事で取り上げられる
2.解説記事やコラムを寄稿する
3.広告を出稿する

リリースは企業から発信する情報ですが、寄稿ではある程度情報の調整ができます。例えばある会社がモバイルのゲームアプリを発表したとすると、リリースを扱うのはゲーム系コンシューマー向け媒体がメインになります。

しかし寄稿の場合は、ゲームエンジンを使った開発の話や、マーケティングの話など媒体の特性に合わせていろんな切り口で発信できようになります。広告は、この中で唯一情報をコントロールできるものです。そして最後に実際に編集部にきた問い合わせの良い例、悪い例を紹介。掲載を獲得する上で大事なポイントがわかる内容でした。

▼資料
技術系メディアに取り上げられるたった3つの方法

NTTコミュニケーションズがちょっと変わったメディアを作ったわけ

■仲 裕介氏HTML5 Experts.jp

NTTコミュニケーションズが運営するweb技術者向けの情報サイトHTML5 Experts.jp(以下、HX)は、自社ブランディングのためにオウンドメディアとコミュニティを活用した非常にめずらしいメディアです。コミュニティとメディアを融合した独自の仕組みと、そのメリット・デメリットについてのお話です。

HXでは、業界のエキスパートが情報発信しており、同じエンジニア目線での発信であることに価値があると考えます。そして記事の執筆者であるエキスパートとコントリビューターでコミュニティを運営します。

4年間運営をしてみて、良かったことはメディアとしての認知が上がりはじめ、質の高い情報提供やエキスパートコミュニティへの情報発信の場を提供できていることです。また運営会社としても技術者コミュニティへの露出が増えました。HXでしか発信できない、読者が求めるコンテンツを継続的に提供していくこと、非営利のためメディアとしてのKPIをどこに置くか未だ明確に定まっていないことが課題です。また非営利中立を追及したメディアのため運営会社としても、自社のPRに活用しづらいというデメリットがあります。

コミュニティ「DevRel Meetup in Tokyo」とは

「DevRel meetup in Tokyo」ではDevRelの認知度向上やDevRelを行っている企業、グループのための情報共有を行っていくコミュニティです。会の冒頭には参加者の20秒自己紹介から始まるのもこの勉強会の特徴です。勉強会の後は交流会も開催していますので、エヴァンジェリストまたはアドボケイト同士で交流の輪を広げていきましょう。

▼主催者
MOONGIFT代表取締役 中津川篤司氏

▼公式アカウント
ハッシュタグ:#devreljp 
connpassグループ:http://devrel.connpass.com/

▼これまでのDevRel Meetup in Tokyoのレポート
海外進出で更なる盛り上がりを見せるDevRel Meetup勉強会レポ
Mashup AwardとDevRelCon London 2016報告会DevRel勉強会レポ
資料作成から発表まで、伝わりやすいプレゼンの秘訣を学ぶ勉強会!DevRel勉強会レポ
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今後も随時イベント情報を更新していきます。
21cafeの勉強会などのイベント情報はこちらをチェック!

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