【Unite 2017 Tokyo】ゲームだけじゃない!広がるUnity活用の領域~イベントレポート~

2017/05/29

2017年5月8日、9日に、東京国際フォーラムでUnite2017Tokyoが開催されました。日本最大のUnityカンファレンスイベントである本イベントに、geechsマガジン編集部ももちろん注目!この記事では、公聴した3つのセッションを中心に、イベントの様子をレポートしていきます。

Unite 2017 Tokyoとは

国内最大のUnity開発者イベントであり、日本におけるUnite開催は今回で5回目です。Unityが活用される場面も増えたことで年々参加者や参加企業・団体も増え、ますます注目度が増しています。今年は60を越えるセッションに、40を超える企業ブースがイベントを盛り上げました。

セッションはUnity本社のゲームエンジン開発スタッフによるものもあり、最先端の情報を得ることができます。企業による講演では開発現場でのUnity活用事例の発表もあり、立ち見がでるほど人気のセッションも。講演はもちろん、出展ブースも大盛り上がり。体験型のものが多く最先端の技術に触れた参加者たちの驚きの声がそれぞれのブースから聞こえてきました。

ゲームAI・ゲームデザインから考えるゲームの過去・現在・未来

一つ目にフォーカスする講演は、Unityが大活躍するゲームの開発現場の未来をテーマにしたもの。ゲームをプレイする環境、AIの登場による技術進歩、目まぐるしく変わる状況に合わせ、ゲームデザインはどのように変化すべきか、有識者達の考察と対談で掘り下げます。

ゲームデザインの現在・過去・未来

三宅 陽一郎氏(株式会社スクウェア・エニックス)が登壇。ゲームは“アクション”“パズル”“リソース”の3要素(クリス・クロスフォードのインタラクションの3要素)と、“運”“官能性”というゲームの追加要素の掛け合わせによって構成されるといいます。

ゲームメカニズムのデザインについての解説後、ゲーム・ハードウェアの歴史を振り返りながら、今後の未来を予測。ハードウェアが変化することにより、ゲームのプレイ環境も変化が起こります。そして、ゲームとゲームプレイヤー、周辺環境、それぞれの関係性もこれまでとは異なるものへと変化していく…。ゲーム単体でなく、ゲームとプレイヤー、プレイヤーとプレイヤーなどの関係性を含めて多角的な視点を持つことが今後のゲームデザインには求められそうです。

ゲームAIの現在・過去・未来

大野 功二氏(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社)は、ゲームAIを題材に過去から未来までを分析します。ゲームAIの構造には、ゲームそのものをコントロールする“メタAI”、キャラクターの脳として機能する“キャラクターAI”、空間的な情報を抽出する“ナビゲーションAI”の3つがあり、それぞれの果たす役割について解説してくださいました。

人工知能の技術が進歩することにより、概念も変化を遂げていくことになり、もちろんゲーム開発の現場にも影響を及ぼします。これまでゲームデザイナーやゲームプレイヤーの役割であったことが人工知能によって実現されていくように。

人工知能の学習によって担われる領域が拡大してきた現代、ゲームクリエイターと呼ばれるいくつかの職種の役割も見直されるのかもしれないことを予感しました。

ゲームの現在・過去・未来に関する対談

それぞれのセッションのあとには、登壇者のお二人による「ゲームの現在・過去・未来」をテーマに対談が行われました。AIが活用される未来のゲームは、ユーザーひとりひとりに合わせたゲームデザインが実現できる可能性があります。ゲーム体験が多様化していく中で、今度はゲーム-ユーザー間だけでなく、ゲームがユーザーとユーザーを繋がるようになるではないかと議論を展開。

ゲームは単なる娯楽ではなく、人をもう一階層上に導くものへと進化していくことが必要であり、まさに今は改めて未来のゲームについて考える時期に来ているといいます。

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講演にPepperも登場?!

 

この記事を書いた人

はぎー

geechsマガジンのエディター・ライターと、ITエンジニア向け無料イベントスペース『21cafe(ニイイチカフェ)』の管理人を兼務。イベントレポート・インタビュー記事を中心に執筆中。女性アイドルが大好きで、特にハロー!プロジェクトに心酔している。

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